警察庁が全国一斉調査へ。女子高生を食い物にするJKビジネスを根絶できるか?

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東スポによると、女子高生らに制服姿で接客させる「JKビジネス」を警察庁が来年度、はじめて全国一斉調査することが12月15日にわかったらしい。全国に約400店舗はあるとみられるJKビジネスは児童買春の温床となっているが、摘発逃れのため短期間で業態を変えることが多く、実態が見えづらいのだという。東スポの取材を受けた事情通(※←絶対になりたくない事情通。ちなみにゴメスは過去、某フジテレビの全国ネット・ニュース番組で「制服・コスプレ事情に詳しいライター」と紹介された黒歴史を持つ)はこう語る。

 

「JKカフェと揚げているところでも、多くの店で“裏オプション”は当たり前。本番(行為)はマンションの一室やホテルなど、店舗とは別の場所のことが多い。店長から『この子、あと3ヵ月で18歳なんで今から仲良くしといたほうがいいですよ』と露骨に買春をあっせんされたこともある」

 

上記のようなセールストークに負け、オプションを利用する客側も違法行為を認識しているため、店とトラブルにでもならないかぎり(客側が)警察にタレ込むことはない。とは言え、さすがに「警察が本腰をあげて内偵するとなれば、店側もおとなしくせざるを得ないのでは」と事情通は来年を予測している……のだそう。

 

とても良いことだと思う。おおいに取り締まってもらいたい。まず、私はこの「JK」という造語がどうも気にくわない。初級編のDAIGO(語)的にローマ字の頭文字に省略した、まるで「JR」のような響きが下手にポップさだけを増し、アングラ的な罪悪感を消し飛ばしてしまうのだ。「売春」が「援交」へとすり替わることによって、「お金をもらってカラダを売る行為」のハードルがぐんと低くなったのと、まさに同じ効果である。

 

「売春」を全否定して、ソープもデリヘルもオナクラもすべて日本中から撲滅しましょう、なんて野暮なことは言わない。……けれど、法の目をかいくぐってまで「JK」の肌を崇め、あるいはお金を払ってまで素人同然の「JK」がする占いやらマッサージやらのサービスを受けながら、だらしなく目尻を下げまくる大人ってどうなのよ?

 

完ペキにナメられているじゃないか。まだ選挙権も持たない小娘に……ですよ! かつてコギャル全盛期のころ、女子高生インフレはバブル経済期のごとく天井知らずの状態で、挙げ句の果てには「カラオケに1時間付き合ってもらうだけで5万円」にまで高騰した。そして、あまりに異常な値が付きすぎた女子高生バブルは数年で破綻したが、その名残りは「JK」という、よりビジネスライクなシステムに取り込まれ、“適正価格”へと落ち着いていった。

 

しかし、そもそも“適正価格”なんてものが存在すること自体がおかしいのだ。商才と斬新な感性に溢れた早熟な「JK」が、大人と組んで真っ当なビジネスに手を染めるのは、まだかまわない。が、子どもが「子ども」であることを自覚的に武器とする──また、「子ども」であることが大人に向けてのれっきとしたエサになる歪な需給関係は、成立している段階で最悪でしかない。大人のプライドとして、貴男がどんな性癖を持っていようが、どこまで女性に恵まれない環境に身を置こうが、意地でも「JK」の“未熟”をありがたがってはいけない、そこに一円たりとも銭を落とすべきではないのである。

 

とりあえず私は、来年から本格的に始まると予測されている警察庁の「JKビジネス一斉調査」の一環として、「JK」なる“ブランド”に「危険ドラッグ」よろしく、徹底的なまでのマイナスイメージを植えつけるキャンペーンの実施を推奨したい。女子高生は「女子高生」と呼べばいい。「JK」からただよう、この危険なステイタス感と安易さをことごとく払拭しないかぎり、当局と供給側の、供給側と需要側のイタチごっこは永遠に終焉を迎えることもないだろう。

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山田ゴメス

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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