“脱 断捨離” 宣言! 平林奈緒美さんの暮らしを楽しむ「収納術」

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収納=片付け=断捨離。いつしかそんなルールが世の中を占拠している今、あえての「脱、断捨離」宣言をここでしたい。日々の暮らしを楽しみながら行っている美しい収納術。そこには、ものを必要以上に捨てるのではない、楽しむ収納ヒントがたくさん。

 

■教えてくれたのは……

アートディレクター/グラフィックデザイナー
平林奈緒美さん
武蔵野美術大学を卒業後、(株)資生堂宣伝部、ロンドンのデザイン事務所を経て、2005年よりフリーランスに。さまざまなファッションブランドのアートディレクション、メーカーのパッケージデザインを手がけるほか、DREAMS COME TRUEなど有名アーティストのCDジャケットデザインも担当。

 

 

■〝収納というインテリア〞を完成させたあと、しまうものを考える

 

「目的を制限せずに作られた、いわゆる業務用の箱や容器を収納に使うことが多いですね」

 

そう語る平林さんの事務所は、いたるところに同サイズの箱が縦に横にきっちり並び、物が多いにもかかわらず不思議とすっきり美しく見える。

 

クラフトボックス(440×320×105㎜)各¥800/ロフト ※実際の商品とはデザインが少し異なります

壁一面に収納されているのはプロジェクトの資料。パリ のとある店で5m以上の高い壁一面に箱が収納されているのを見て、それをヒントに作ったという。メンズ靴が入る大きさもあり、靴箱収納にも応用できる。

 

「こう使ってください、と言われているものは好きじゃない。何にでも応用できる箱がいい」

 

そんな考えのもと、純粋に好みの箱を買うのが楽しくて、その結果なんとも言えない、いいリズムの空間が出来上がったというわけだ。あとは好きなものを詰めていくだけ。サイズの合う箱が見つからず、収納が思うように進まない、というよくあるパターンがここにはない。

 

 

紙見本やその他資料の収納庫。下段の箱はスペース 内に3つ入るサイズでオーダーしたという。補強用に貼ったというシルバーテープは、もはやひとつのデザイン。その他テープで中身を色分けしたり、何が入ってるか明記したりと、収納に役立つテープ使いのアイデアであふれている。

 

「テープも好きで、色や素材違いでたくさんストックしてあります。」と平林さんは言う。
 
 

スタッキングボックス(300×200×75㎜)各¥2420/ロフト

「大きな1つの箱ではなく、あえて小さな箱3つに小分けすると中身が見つけやすく、置き場所を移動しても使いやすい。なので、またいつでも買い足せる箱を選ぶようにしています」

〝上に連続して積み重ねる〞というのが平林さんの1つの収納ルール。クリップや輪ゴムなどはそれぞれジャムの空き瓶に入れ、まとめて黒のコンテナへ。同じコンテナを積み重ねることで細かいものもすっきり見える。物が増えればまたその分段が増えていく。

 

 

■断捨離ということは一度も考えたことはないですね

 

フック付きマグネット(大)¥500、(小)¥300、ガラスボトル(500ml)各¥600、黒パーツボックス(165×119×62㎜)¥1200/ロフト

事務所のキッチン。フライパンにも耐えられるという超強力マグネットで吊るす収納。生活感を感じさせないスタイリッシュなボトルと箱にはコーヒーフィルターや紅茶のティーバッグが入っている。 
 

(大)メールバッグ(320×230㎜)¥3200、(黒ファスナー)メッシュバッグ ダブルファスナー(128×183㎜)¥550、(オレンジファスナー)メッシュバッグ(128×183㎜)各¥400/ロフト

領収書やSHOPカードをクリアポーチに小分けして整理。海外で買っているという3Mのテープ状ポスト・イットを貼って中身を記入している。
 
 

ディバイダーファイル(245×315㎜)各¥400/ロフト

資料は型紙ファイルに収納。よくあるポケットビニール付きのファイルは資料が横に並べられず不便なため、挟むだけのファイルを愛用している。軽くて薄く何冊も持ち運び可。どこに何があるかすぐ分かる〝小分けする収納術〞はこんなところにも生かされている。
 
 

プラスティックコンテナ(400×300×120㎜)各¥1800/ロフト ※実際の商品は持ち手部分の仕様が異なります

ドイツに行くたび少しずつ買い足したというグレーコンテナはキレイに3段ずつ重ねられている。側面に貼られたシールにはメモ帳、ビニール袋、ジップロックなどの文字。細かくてごちゃつくものは全てこの中へ。おかげで見た目はすっきり、ものの在り処も一目瞭然。
 

 

 

■平林奈緒美さんへ、Questions!

 

Q.箱購入のおすすめサイトは?
A.「ロフトネットストア」「アースダンボール

 

「あったらいいのにと私が思う収納用品をロフトさんと作りました。あと、ダンボール問屋 アースダンボールで箱をオーダーメイドすることもしばしば。白など色も選べます」

 


Q.海外で収納用品を見るスポットは?
A.ドイツやスイスの古くからあるオフィス用品店

 

「紙類を収納することを考えるとアメリカの規格は日本と異なるため、ヨーロッパで探すことがほとんど。古くて小さい店ほど貴重な廃盤の商品と出合えます」

 

Q.海外で必ずチェックするものは?
A.ジップロック

「ジップロックは大好きで。細かいものはこれに入れてから箱に収納。サイズ違いで事務所にも常備してます。海外のものは黒い色や、プリント入りのものがあって、つい大量に買ってしまいます」

 


Photo:Taro Hirano Illustration:Airi Yamada Composition:Yuko Tsutsui

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