価格高騰しても平気!冬を乗り切る安くて栄養豊富な野菜はコレ!

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■野菜高騰の背景を理解して、賢く野菜と付き合おう

 

野菜が高騰していても、野菜を摂らないという選択肢はなかなかできません。野菜から摂れる栄養素は多く、ビタミン、ミネラル、食物繊維に加え、機能性成分と呼ばれる健康成分が豊富に含まれており、私たちの健康をがっちりと支えてくれています。

 

今年はなぜここまで野菜が高騰してしまったのでしょうか。振り返ってみると、例年見ないほどの天候不良がありました。まず、夏に北海道に大型台風が上陸。台風が北海道に上陸することが9年ぶりと非常に珍しく、じゃがいもや玉ねぎといった根菜類が大打撃を受けました。加えて、交通網の混乱の影響で出荷がままならず、全国的に値上がりが続きました。また、9月の日照不足の影響で、全国的にキャベツ・大根・白菜・トマトなどの人気野菜が影響を受け、平年と比べて、キャベツが2.5倍、大根が3倍、白菜が2倍近くの価格になりました。12月に入りだいぶ落ち着いてきているものの、野菜や産地によってはまだまだ厳しい状況のものがあります。

 

昨年は採れ過ぎて野菜の価格が落ちてしまったように、農業は自然が相手なので不安定な要素が多いです。それでも国産の野菜は、鮮度が抜群で、季節に沿った栄養素や健康効果があり、他には代え難い価値があります。ぜひともそのことを踏まえて、カット野菜を選んだり、冷凍したりといった工夫をしながら、今あるもので栄養を補足することを考えてみましょう。

 

 

■安くて、栄養価が高いもやしを賢く摂り入れる

 

 

野菜が高騰すると、決まって活躍するのがもやしです。もやしは豆を発芽させた芽と茎を食す野菜で、一年を通して安定的に量産されており、安く、低カロリーで、栄養価が高いことで知られています。また、豆が発芽することで、ビタミンCとアミラーゼが発現します。ビタミンCが豊富な葉物野菜が高いときは、もやしが頼れます。また、豆は消化しにくいという欠点がありますが、消化を促すアミラーゼのおかげで胃にもやさしいです。その他には、たんぱく質、炭水化物、カロテン、カルシウム、食物繊維がバランスよく含まれています。一度にたくさん食べるため、満腹感が得やすく、トップクラスのお得感があります。

 

 

単にもやしと言っても、種類は大きく分けて3種類あります。用途に合わせて、選んでみましょう。

  • 緑豆もやし(写真中):最も出回っているもやしで、太くて、食べ応えがある。炒め物や鍋物に。
  • ブラックマッペ(写真左): けつるあずきのもやしで、細長く、特有の味と香りを持っている。変色しやすいので、買ったその日に食べきるように。面倒でもひげ根を取ると、口当たりがよくて、おいしさが増します。あえ物や汁物に。
  • 大豆もやし(写真右):大豆を発芽させたもので、細くて長いもやしです。豆の部分が黄色く、固く、しっかりとした歯ごたえがあり、大豆のうまみを味わえます。豆の部分をしっかり加熱しないと固いので、豆が柔らかくなるまで茹でてから、ナムル・和え物・炒め物に。

                                                         

 

■スプラウト・きのこ・干し野菜にも注目!

 

もやし以外の発芽野菜では、緑色の新芽を食すスプラウトも要注目です。発芽野菜は工場生産なので、安定して作られており、値段が手頃。発芽のパワーを秘めているので高い栄養価が期待でき、いずれも緑色の新芽を食べる野菜なので、もやしにはないカロテンやビタミンE・K、葉酸などを多く含んでいます。

 

 

  • 豆苗:えんどう豆を発芽させた新芽野菜です。シャキシャキとした歯ごたえが特徴で、炒め物・和え物・汁物など用途が特に広いです。ビタミンK、カロテン、葉酸、ビタミンCが特に多く含まれています。
  • スプラウト:発芽直後の新芽を食べる野菜で、野菜の赤ちゃんとも呼ばれています。最も身近なものが貝割れ大根で、ピリッとした辛味がアクセントです。他にもマイルドな味わいのブロッコリースプラウト、スパイシーな味わいのマスタードなどがあります。

 

 

 

同じように、工場で生産している品目にきのこがあります。しいたけ、エリンギ、まいたけ、しめじ、えのきなどがメジャーで、広く安定価格で出回っています。どれもカロリーが低く、食物繊維・ビタミンD・カリウムなどが含まれています。こちらもぜひ取り入れてみてください。

 

 

今まで挙げたものだけだと、飽きてしまうことがあるので、干し野菜もおすすめです。よく知られているものだと、切干大根や大豆があります。保存性が高く、価格もそれほど高くありません。水で戻す手間があるものの、噛みしめるほどにじみ出る旨みがあったり、戻し汁にも栄養があったりと、干し野菜でないと味わえないものもあります。料理のレパートリーの幅がグンと広がるので、取り入れてみてください。

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江戸野陽子

江戸野陽子

「野菜のソムリエ」&「豆腐マイスター」取得後、野菜と豆腐の料理家として活動中。野菜・フルーツ・豆腐の選び方、保存方法、下ごしらえなど、おいしく食べるための情報を分かりやすくお届けします。

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