夏休みに海を訪れ、クラゲに刺された経験がある人は少なくないはず。気軽にSNSに投稿する姿も目にするが、実は日本にも猛毒クラゲがいるのをご存知だろうか?
その名も「ハブクラゲ」。触手と呼ばれる部分には無数に針があり、そこから出される毒はとても強力で、人間が刺されると激しい痛みを伴う。場合によっては皮膚が壊死したり、ショック症状を起こして呼吸困難に陥ることもあるとのこと。
沖縄では海に専用の防護ネットが張られるほど恐れられていて、日本でも2年連続で3件の死亡例が報告されているという。
実は、一般的な多くのクラゲは海を漂っているだけで自分で泳ぐことができないが、ハブクラゲは別。ハブクラゲは最大速度7kmで泳ぎ、獲物を捕獲することができるのだそう。
ハブクラゲを研究する東京海洋大学のN教授いわく、ハブクラゲに刺されて触手が張り付いて剥がせない場合は「お酢をかけてください」とのこと。お酢には、ハブクラゲの触手から毒針が発射されるのを防ぐ効果があると言われているそう。
しかし、あくまでこれはハブクラゲに刺された場合の対処法。他のクラゲに刺された場合、お酢は逆効果の場合もあり、たとえば猛毒を持つカツオノエボシはお酢によってより一層毒針が発射されてしまうとのこと。
そのため「クラゲの種類がわからない時は、むやみにお酢をかけず、海水をかけて触手を剥がしてください」とN教授。下手にこすったり、真水で洗ったりするのも、刺激でかえって毒針が発射されるリスクがあるためNGだそう。
N教授は世界で初めてアンドンクラゲ、別名・電気クラゲの毒素の構造を解明した第一人者。
これまでに数々のクラゲを分析し、何度も刺されたこともあるが、22年前に沖縄でハブクラゲに刺され、今まで経験したことないほどの痛みを経験したそう。幸いにも刺された範囲が狭く傷で済んだが、それ以来、ハブクラゲの毒を解明すべく自らハブクラゲの毒に刺される実験をして毒が体にどう作用するのかを検証しているそう。
研究で、ハブクラゲの触手には何百億個もの毒針が仕込まれた袋があり、獲物に張り付くと中からモリのような毒針を発射することを解明。毒には、人間の細胞を壊す働きがあり、赤血球が溶けることがわかっているという。
猛毒のクラゲほど毒針が長く、神経や血管まで刺さるので激しい痛みがあり、人体に大きな影響を及ぼすとのこと。今後のさらなる毒の解明が期待される。(2022年6月28日OA)
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