SNSで盛り上がった選りすぐりのネタを紹介するcitrus。
「親ガチャ」という言葉がSNSで話題となっています。
■何かと話題になる『親ガチャ』、根底にあるのは不平等への怒り?
「親ガチャ」とは、子が生まれてくる家庭環境を選べないことを、ガチャガチャ(カプセルトイ)で例えたネットスラングです。
令和3年の「新語・流行語大賞」トップ10にもランクインした「親ガチャ」ですが、親の目線で考えるとどうしても拒否感を覚えてしまう人も多いはず。
しかし、『平等』について考えたとき、生まれ持った環境に言及することは避けては通れません。
とある記事によると、「親ガチャ」が昨今注目されている裏には、多くの人々がコロナなど「自分ではどうにもならないこと」に直面し、改めて社会全体の在り方に注目したという時代の流れがあるといいます。
日本における(相対的な)貧困問題はまさにそのひとつで、自分が生まれた家庭、育った環境、親が持つ経済力や文化的資本、社会的資本、知的資本がそのまま子へと受け継がれ、大きく影響を与える。
そうした背景を踏まえると、新型コロナ感染症による経済的打撃を受けた人たちを含め、多くの人々の注目が「自分の努力でどうにもしようがないこと」へと集まったのが今回の「親ガチャ」という言葉への共感・流行であり、2021年の象徴的なできごとであったと思う。
(引用:文春オンライン「「親ガチャ」という言葉に怒る人が知らない“貧困家庭の悲惨すぎる現実”とは」)
確かに、日本の景気がなかなか上向かない中、全体的に「自己責任論」への反発は強まっている気がしますね。
■『親ガチャ』、あなたはどう思う?
SNSでも、日々さまざまな意見が飛び交う「親ガチャ」。
・「親ガチャ」だから何? 学びや努力をやめたらそれこそ終わり。
・親ガチャとかいう究極の言い訳。
・親ガチャの話になると必ず「努力し続ければ好転する事もある」的な人間が出てくるけど、努力できる才能も遺伝するって証明されてるんだよね。
具体的には、どのくらいの人が肯定的、または否定的に「親ガチャ」というワードを捉えているのでしょうか?
編集部でアンケートを実施した結果……。
「共感・理解できる」または「肯定的に捉えている」と回答した人が約7割を占めていました。
中には、「実際その通り」というフラットな意見から、「親ガチャ」ならぬ「子ガチャ」のほうに注目する人も。
みなさんも、一度「親ガチャ」について考えてみてください!
最後に、「親ガチャ」についてより詳しく知りたい方は、こちらのリンクから!