40代以降の男は大きく2つのタイプに分かれる。いくつになっても目をらんらんと輝かせ、自分の夢を追い求めそれを達成しようとしている人。人生をどこかあきらめ、妥協の毎日を送ってしまっている人。あなたはどちらのタイプだろうか?
■超一流の人ほど、欲望に忠実である
超一流の人はとにかく「どん欲」だ。ここでの「どん欲」とは、単なる物欲や金欲、所有欲のことではない。いい仕事をしたい、人のためになる人間になりたい、さらには、自分自身を限りなく成長させていきたいという欲のことだ。「今の仕事は天職だ!」「部下が育つ喜びは何物にも代えがたい」「営業で抜群の実績をあげた」…… こんな風に毎日をいきいきと生きている人の欲は、十分満たされている。しかしそうでないのなら、自分の心の内にしまいこんでいる「欲望」と真剣に向き合ってみることだ。
■欲しいものを思いつくだけ書いてみる
欲しいものなんてヤマほどある。多くの人がそう思っている。しかし、実際にペンをとって欲しいものを一つずつ書いてみてほしい。数えきれないほどの夢が……と思って書き始めたものの20、30個も書くと息切れしてくるはずだ。なぜか?普段から自分の欲望を、明確に意識していないからだ。惰性的な毎日の中で「まあ、いいや」と流してしまっていることが多いからだ。欲望が湧き上がってきたら、それを抑え込んだり、流してはいけない。本当にしたいこと、欲しいもの、実現したいことがあるなら、それと向き合いながら毎日を生きることだ。
■“サラリーマン”をやめる
いきなり何を言い出すのだ、それができれば苦労しない。そう思った方も多いだろう。ただ、早合点しないでほしい。私が言いたいのは「会社をやめろ」ではない。「サラリーマンをやめろ」だ。
「サラリーマンは会社に仕事をしに行く人」
「ビジネスマンは会社に結果を出しに行く人」
私が尊敬する経営コンサルタント・新将命さんの言葉だ。あなたは、プロのビジネスマンとしてそれにふさわしい技量、技能を身につけているだろうか。
■家賃100万円のところに住め
知り合いのお兄さんが、船井総研に勤めていたときのことだ。当時会長だった船井幸雄さんに「お前、今、いくらの家賃のところに住んでいるんだ」と聞かれたそうだ。20万円だったか、30万円だったか、相当高いところに住んでいたので、胸を張って答えたところ「それじゃダメだ」と一蹴されたという。
「家賃100万円のところに住んでみろ」
これが船井さんの答えだった。いわゆる超高級マンションは、まず住民のレベルが違う。コンシュルジュが常駐するなど、サービスのクオリティが違う。こういう環境に住んでいると、エネルギーが自然にパワーアップしてくるのだ。このお兄さんも高級マンションに引っ越したところ、引き受けるクライアントのレベルが急上昇したという。
■「苦手な人は自分にとって何かを変えるチャンス」と考える
自分を高めたいと願っているどん欲な人は、日頃からエネルギーレベルの高い人と付き合うと決めている。しかし、長い人生、苦手な人や嫌いな人と仕事をしなければいけないこともある。そんなときはどうするか?「苦手な人は自分にとって何かを変えるチャンスだ」と思うことだ。苦手な人の硬く閉ざされた扉に向かって、何度もボールを投げてみる。そうすると扉の隙間が見えてくることもある。そこにスバリと切り込んでいくのだ。人生の折り返し地点を過ぎるまで生きてきたのだ。そろそろ大人になってそのくらいの芸当は見せていい。
■口癖を変える
あなたは、一日の仕事を終えてビールを飲んだ時、「ああ、うまい!」派か、「ああ、疲れたぁ」派か。アメリカの心理学者によると「ああ、うまい!」と口にする人のほうが、疲労度は少ないそうだ。仕事や人生も同じだ。困難な仕事を任せられたとき、人生を左右する重大な岐路にたったとき、「大変だ、どうしよう」を連発する人と「大丈夫、必ずうまくいく」が口ぐせの人とでは、どちらが成功するだろうか? 火をみるより明らかだ。
■成功イメージを繰り返し心に描く
先日、フィギュアスケートのグランプリファイナルで史上初の4連覇を達成した羽生結弦選手が、こんなことを言っていたそうだ。
「試合会場に向かうバスの中では、ずっとイメージトレーニングしています」
もし、あなたが自分の欲望を実現したければ、先に目標・願望が叶った様子をイメージして、そこに至るまでの行動を逆算して考えていくことだ。 自分が成功しているイメージを繰り返し、繰り返しイメージする。すると、そこに至る道筋が自ずと見てくる。そうなればあなたの願望は、半分以上かなったようなものだ。私は自分磨きに1億円かけてきた。それをもとに「欲望」と上手につきあいながら、思い通りの人生を送るためのコツをつかんだ。その奥義をシェアするので、ぜひ、仕事や家庭で実践してもらいたい。
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※情報は2016年12月17日時点のものです