AV女優たちへの出演強要問題が話題になったことは記憶に新しいですが、それでも、自らAVへの道を選ぶ女性たちがいることも事実です。いったい彼女たちを動かすものは何なのか、AV女優をめぐる厳しい現状に迫ります。
■「人生一回なんだから新しい道に行く事、そこでトップになりたい」坂口杏里
ネット普及によって幅広い年齢層の男性、さらには女性にとってもAVは身近な存在になりました。とはいえまだまだAV女優に対する根強い偏見があることも確か。そんな中、元バラエティタレントの坂口杏里がANRIとしてAV女優デビューしたことは話題になりました。
最初は“モデル”としてスカウトされた彼女たちは、「一度AVに出てしまったら一般メディアに復帰できる確率はほぼ0%」だという厳しい現実を薄々わかっている…。将来に対するリスクをも一身に背負い、あえて“AVデビュー”してしまう…そんな現状があります。
■スポットを浴びてしまった、あの快感が忘れられない元アイドル
すでにAV出演を果たしているAKBグループ出身者が何人もいるという事実に驚く人は少なくないはず。AKBグループでアイドルとして活動し、そこでまがりなりにもスポットを浴びてしまった、あの快感が忘れられない──そんな一種の中毒的作用もあるのかもしれません。
ロマンポルノ時代と比べ、昨今のAVでは信じられないほど桁違いに“かわいい子”が出演しているというのが現代のAV業界の現状だそう。もっとかわいい子を!という男性ユーザーの要望が止まらないというのも、AV女優たちのゆがんだ雇用問題につながっているという指摘もあります。