夫への怒りや不満を募らせ、離婚したいと思いながらも離婚できずにいる妻、あえて離婚を選ばずに表向きは笑顔で結婚生活を続ける妻、生きている間に離婚できずに死後の離婚という道を選ぶ妻…。追いつめられる妻たちの事情と本音を探ります。
■夫さえいなければ…と思いながらも、結婚生活を続ける妻たち
夫への不満や恨みを長い結婚生活の中で募らせてきた妻たち。それでも離婚という選択をせずに、笑顔で結婚生活を続けるのはなぜなのでしょうか。「うちはうまくいっている」と勘違いしている夫と、そんな夫と生活をともにする妻たちのホンネとは?
■夫への不満はたまる一方… 離婚したいけどできない妻たち
女性たちに話を聞くと、「離婚できる人はまだいい。一番つらいのは、離婚したいけれどできないことだ」という声が上がります。離婚したいけれどできない妻たちは、おそらくいつか爆発するのでしょう。なぜ離婚したくてもできないのか、その女性たちの心理とは。
■夫が死ぬことを切望している、ごく普通の家庭のごく普通の妻たち
夫たちは「特別にヒドい男性」ではないし、妻たちが「特別に怒りっぽい女性」というわけでもなく、ごく普通の家庭のごく普通の妻たちの話。育児にまったく参加しない夫や、妻のキャリアに無理解な夫に妻たちは怒りを爆発させ、死を望むところまできているようです。
■夫と死別した妻が「死後離婚」を選択するというケースも
近ごろは「死後離婚」を選ぶ妻が増えているといいます。「婚姻関係」は、配偶者の死亡によって既に終了しているので、法的には、配偶者の死後に離婚をすることはできません。通常は姻族関係をあえて終了させる必要性はないようにも思いますが、そこには複雑な事情があるようです。