■駄菓子屋食品の条件は『安い・大容量』
『チェリオをどこで飲んだか?』を尋ねると、駄菓子屋と答える人も多いと思います。安くて量が多いので、男子にとってはコストパフォーマンス最高な飲料でした。そこで今回は、子ども受けしたチェリオ製品や駄菓子屋で売っていた瓶入りチェリオを紹介していきます。
■ボムキャットはちみつスカッシュ(レモン・オレンジ・グレープ)
現在のチェリオのマスコットキャラクターというとライフガードの缶に描かれている『ウサダー』ですが、かつてはイラストレーター・スージィ甘金画伯の筆による『ボムキャット』(爆弾猫)でした。ルートセールスのトラックにもボムキャットのステッカーが貼ってあったこともあります。
この3品を並べると3コマ漫画になっているのが特徴です。なぜかコマの順とバーコードの順番が異なっていますが。
■スノーストーム
中身は『カルピスソーダ』のような乳性炭酸飲料です。パッケージはライフガード、セーフガードのデザインを踏襲した、商品名タスキ掛けデザインになっています。中身が白くて炭酸がシュワシュワするイメージをスノーストーム(日本語だと吹雪のこと)という商品名にしてしまうところがチェリオらしいですね。
■スイートキッス
この品はペプシコーラの『マウンテンデュー』やコカ・コーラの『メローイエロー』と同様の『新柑橘系飲料』グループに属する炭酸飲料です。マウンテンデューは『最初で最後のきわどい味』、メローイエローは『とっても訳しきれない味』というキャッチコピーが付いていましたが、スイートキッスは『あゝ、未知の味』というコピーで、新しいタイプの炭酸飲料であることをアピールしていました。
発売当時、テレビCMには戸川純、上野耕路(キユーピーCM『たらこ・たらこ・たらこ』の作曲者)、太田螢一のユニット『ゲルニカ』の楽曲『銀輪は歌う』が流れていました。
■瓶入りチェリオ
チェリオというと瓶入りを思い出す方も多いかと思います。代表的なのが、写真左の持つところがグニャグニャの瓶ではないでしょうか。この瓶はセブンアップの『ハウディ』と同じデザインの瓶です。かつてチェリオがセブンアップの代理店だったことから、この瓶を使用していたようです。
写真中の200ml瓶は1993年の夏に名古屋市内の駄菓子屋で入手したものです。ストロベリー味なのですが、どぎつい赤色が駄菓子屋テイストです。
写真右のワンウェイ瓶は1990年代後半に販売されたものです。フジテレビ『SMAP×SMAP』のコントで、マー坊がよく飲んでいたのがこの品です。