■女性アイドルと果汁飲料の共通点とは?
ソフトドリンクというとメインユーザーはまだお酒を飲めない青少年男子というイメージがありますよね。同じく若い男性が好むのが、女性アイドル。女性アイドルのキャッチフレーズというと「フレッシュ」「もぎたて」「新鮮」という形容詞が付くことが多いですが、これはソフトドリンク、それも果汁入り飲料に多いですよね。
そこで今回は、平成の女性アイドルがCMに登場したソフトドリンク、それも果汁入り炭酸飲料を3品紹介していきます。
■シャッセ(キリンビバレッジ)…観月ありさ
1991年にキリンビールの清涼飲料部門が分離され創設されたキリンビバレッジが最初に発売した大型商品がこのシャッセ。果汁含有率50%~60%で炭酸入りという『高果汁炭酸飲料』という過去にはなかったジャンルを切り開いた商品で、類似品も多数販売されました。
CMに登場したのが当時14歳の観月ありささんです。テレビCMは油絵のアニメーションという非常に手間をかけた、バブル期ならではのCMだったのを覚えています。
■ミスティオ(ダイドードリンコ)…安室奈美恵
『新・ミスト系飲料』というキャッチフレーズで発売された果汁入り炭酸飲料です。バブル期が終わり、高果汁をうたった商品から、果汁数パーセントという『ニア・ウォーター』と呼ばれる微炭酸飲料が普及しました。
CMには当時絶大な人気を誇った安室奈美恵さんが出演しました。1998年に安室さんが結婚・出産のために1年間休業となり、CMにはスーパーモンキーズで一緒だったMAXに交代しましたが、CMには安室さんが写真で登場していました。
■天然育ち(キリンビバレッジ)…パフィー
1996年に発売されたキリンの天然育ちもミスティオ同様、果汁入りのニア・ウォーターです。発売当初からCMにパフィーが出演しており、奥田民生さんプロデュースのデビュー曲『アジアの純真』がCMソングに使用されました。ご存じのとおり、飲料も音楽も大ヒットしました。また、Tシャツ&ジーンズというパフィーの定番衣装も流行し、Rodney A. Greenblatがパフィーを描いたイラスト缶も販売されました。今回は紹介するのはその『パフィー缶』です。