一流の努力家「イチロー」の名言が心に響く

コラム

citrus 編集部

努力の天才といわれるイチロー選手。数々の記録を塗り替えてもなお、ストイックに野球と向き合う姿勢に憧れや尊敬の念を抱く人も多いかもしれません。目標を見失ったり、夢を諦めかけたときに思い出したいイチロー選手の名言をまとめました。

 

 

■「全くミスなしで間違いなしでそこに辿りついたとして、深みは出ない」

「合理的な考え方は凄く嫌い」。勝手にイチローは合理的な考えにしたがってトレーニングもプレーもしていると信じていた人間からするとこの発言には少々驚かされた。「合理的な考え方」の定義が凡人と違うのかもしれない。

 

イチローの「合理的な考え方」の定義は、「手っ取り早く成果を出すための考え方」ということなのかもしれない。だとすると、凡人が考えている「合理的考え方」というのは、イチロー基準でいうと「ドーピング(的考え方)」ということになる。

合理性を重視していそうなイメージのイチローですが、実は、「合理的な考え方」にも一流ならではのこだわりがあるようです。

 

 

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■「常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります。」

2016年6月15日(日本時間16日)、マーリンズのイチロー外野手が、パドレス戦で日米通算4257安打(日本1278本、アメリカ2979安打)を記録。ピート・ローズが持っていた4256安打の歴代最多安打記録を塗り替えた。試合後の記者会見で、記者から「(アメリカでの安打数だけでローズの記録を抜く)あと1000いくつというのをアメリカで、というのは?」と尋ねられて、これまでの道のりを振り返りつつ、こうキッパリと答えた。

小学生のときにプロ野球選手を目指していたころも、大リーグに行くときに「首位打者になってみたい」と言ったときも「笑われた」と語ったイチロー。過去を語りながらも、未来への野望を表明しています。

 

 

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■「合理的に考えすぎてムダの生じないような進み方をしようとすると、結局近づくことすらできない」

イチロー選手は「自分はいかにムダな時間を過ごすかということを大事にしているところがある」「最初からあるべき姿に到達するのは不可能で、まずはムダな時間を経験して、そこから削ぎ落としていくことによって、ようやく自分の行きたいところに近づけるのではないかと思う」という話をしています。

無駄な努力はしたくないというのが一般的な考え方かもしれませんが、何が無駄で何が無駄でないのかというのはやってみなければわからない、ということかもしれません。

 

 

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