世界中の女性たちの憧れとも言えるパリジェンヌ。おしゃれで美しく、輝いているイメージの彼女たち。自分らしいしっかりとした軸を持ち、毎日の生活を、人生を丁寧に生きているフランス女性たちの生き方にはお手本になることがたくさんあります。
■フランス女性はスレンダーなボディをキープする
仕事で数年おきにパリに行きますが、そのたびにパリ女性に痩せてる人が多いことに驚かされます。
日本でも「中年太り」という言葉があるように、ある年代になるとどの国でも体型の悩みを抱える人が増える傾向にあると思います。ところがフランス人、特にパリジェンヌに目を向けるとずいぶん事情が違ってきます。
たとえばクリスティーヌ・ラガルドIMF専務理事、福島原発処理で来日したアンヌ・ロベルジョン元アレバ社長、オランド大統領の元パートナーで政治家のバレリー・トリルベレールさんなど、中年から初老にかけて一番太りやすい年代なのに、みな驚くほどスレンダーなのです。
フランス料理といえばカロリーが高そうなイメージ。それなのにフランス女性たちは苦しいダイエットをせずに美しいボディをキープしているようです。いったいその秘密は?
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■フランス女性は「家事と子育て」だけでは満足しない
フランスでは現在「専業主婦」という言葉はありません。「Je suis femme au foyer.(私は専業主婦です)」とフランスで自己紹介をしたら、いまのティーンエイジャーは首をかしげてしまうかも。恐らく、意味が通じないと思います。
かつてはフランスでも、結婚をして家に入る女性がいました。でも、1970年代に女性の地位改善が進み、男性と同じように社会進出できるようになりました。フランス人女性は「経済的に自立しているのが当然」と思っているし、企業の中でも管理職の40%は女性。
もちろん、家事も育児もやりますが、それだけでは、けっして満足しないのがフランス女性。家庭や子育てにかかりきりにならずに、仕事を持ち、趣味や遊びも楽むことを大切にしているようです。
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■フランス女性はよいものを少しずつ持ち、普段使いに楽しむ
「マダム・シック」と本のタイトルにもなっているパリ女性は、貴族の血をひく5人の母親で、パートで働きながら、ご主人と成人した息子さん1人とパリの高級住宅街にあるアパルトマンで3人暮らし。お掃除、お洗濯はもとより夕食も毎日デザートまで手作りという完璧な主婦なのですが、ジェニファーさんが感動したのは何より、毎日、朝からいつお出かけしてもいいようなお洒落をしていることだったのです。
ただ、お宅のクローゼットはどれも信じられないほど小さく、たくさんの服をかけておくスペースはありません。きちんとアイロンをあてたワンピース、スカート、ブラウスなど10着程度の良質な服を着回して、すぐに高級レストランに行っても恥ずかしくないような身だしなみを整えておくことが、マダム・シックから学んだことでした。
いつも気持ちよく着られるちょっといいものを少しずつ買い足し、惜しまず毎日着て、十分に楽しみ尽したら思いきって捨てる。流行の物が安く手に入る時代だからこそ、本物を大切に使うスタイル、ぜひ真似したいですね。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>オランダとフランスに学ぶ。「ちょっとよいものを少しずつ」の暮らし