そうは言っても「残業を減らすのは難しいだろ…」と思う人のモヤモヤ

コラム

citrus 編集部

「働き方改革」が叫ばれ、多くの企業ですくなからず対策が講じられてはいるものの、そう簡単に残業は減らない……という現実にモヤモヤしている人も多いはず。なぜあなたの残業が減らないのか、そこにはいくつかの「矛盾」が存在しているからかもしれません。

 

 

 

■「ワーク・ライフ・バランスの改善」と「生産性の向上」って矛盾していないか?

「働き方改革」で言われていることには、矛盾する正反対の視点が含まれている、ということにモヤモヤする人も多いかもしれません。

一つは「ワーク・ライフ・バランスの改善」という視点です。これを実現すれば、長時間労働など仕事に偏った働く人たちの生活が改善され、家事や病気療養、育児・介護といったこととの両立が可能になり、女性や高齢者にとっても働きやすい環境が作られるといいます。これを一言で言ってしまえば「働く時間をもっと減らそう」ということです。

 

もう一つの視点は「生産性の向上」ということです。これから労働人口が減っていく中でも、経済成長をしなければならない、もっと賃金を上げて豊かになる必要があるということです。この言い方を変えれば「もっと稼ごう」ということで、その中身は別にして、「もっと働こう」ということに近いと思います。

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>「働く時間を減らそう」と「働いて稼ごう」は両立できる?

 

 

 

 

■好きで仕事をしている人ならば、長時間労働してもいいのか?

お客様もしくはお客様候補と食事をしたり飲みに行ったり、様々な交流会や会合に出席したり、ゴルフや旅行といったレジャー的なお付き合いがありますが、これが仕事なのかどうなのか、私の感覚としてはよくわかりません。

週末に食事やレジャーでお客様と過ごす時間、さらには土日に資料作りなどをする時間などもすべて仕事だとしたら、かなりブラックな働き方になります。本人が楽しくてやっているならいいのでしょうか?

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>好きで仕事をしている人ならば、長時間労働してもいいのか

 

 

 

 

■「残業をしたい社員」もいる

ここ最近はずいぶん減ってきたとは思うものの、残業削減に取り組んでいる中で出くわす存在として、「残業をしたい社員」や「長時間労働が苦でない社員」がいます。

 

なかなか思うように昇給しない昨今の環境からすれば、手っ取り早く収入を上げる方法は、残業することとなってしまうので、それを目的とした「残業をしたい社員」というのは、今でも一定数は存在します。

「長時間労働が苦でない社員」に加え、「残業したい社員」もいるのが現実。残業代が生活給の一部と化しているような場合は、許される最大限の残業をするというパターンです。

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>「働き方改革」の壁…残業をしたい社員&長時間労働が苦でない社員