残業しても休日出勤しても… あなたの仕事が減らない理由

コラム

citrus 編集部

なぜこんなに残業や休日出勤をしているのに、いっこうに仕事が減らないのか……、頑張っても頑張ってもさらに高い目標を与えられ、さらなる頑張りを求められる……、なのに残業しなくても出世する人もいるという現実。残業が減らないのは、会社のせいでも上司のせいでもなく、もしかしたら自分の考え方や行動のせいなのかもしれませんよ。

 

 

 

■上司のせい、同僚のせい、そして自分のせい…

「チーム内にすごい優秀な人がいて、みんな、その人の仕事の仕方にひっぱられてしまう。その人のせいで、自分のペースで仕事ができなくなるんです。しかも、その人が、帰り支度を始めないと他の社員たちは帰れない空気が部内に漂っていて……。自分のプライベートの予定を組むために、まったく関係ないその人の残業予定を聞く人がいるくらい。悪い人じゃないんですけど……はっきり言って迷惑です」(金融関連会社勤務・28歳)

上司や同僚の言葉や行動に引っ張られているのは自分なのに、他人のせいにしていませんか。「頼まれたら断れない」などを含め、自分の意思ひとつでコントロールできる残業もあるはずです。

 

 

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■「残業しなければ出世できない」と勘違いしていませんか

残業が多い社員ほど「頑張っている」「責任感が強い」と上司から思われている、というセルフイメージをもっているのですが、実際のところ、会社側は残業や休日出勤をほとんどしない人について「人事評価で考慮しない」が70%以上を占め、かえってマイナス評価よりもプラス評価の割合のほうが高いのです。

人が集中できる時間は決まっているので、長時間労働になればなるほど集中力が落ち、仕事の質も落ちていきます。会社としても、無駄な残業代を支払うよりも、勤務時間内に集中して仕事を終了させてくれる社員のほうが理想だということにそろそろ気づきたいものです。

 

 

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■頑張りすぎることで自分のクビを絞めているパターンも

ウェブ上で見かけたある四コマ漫画。その内容は、1人が退職して4人分の仕事を3人でこなさなければならなくなっているのに、定時でさっさと帰ってしまう2人を怒っていた1人が、「4人の仕事を3人でこなしてしまったら、人事部は補充してくれなくなる」と、逆に2人から怒られてしまうというものです。

相当に頑張った上での営業目標達成で、翌年も見込めるベースがほとんどないにもかかわらず、次の営業目標はさらに上乗せされる…なんてこともありがちですね。頑張る人が疲弊してしまう会社なら、続けるべきか考えなおす必要もあるかもしれません。

 

 

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※情報は2018年6月1日現在のものです