あなたのスマホ、無防備すぎませんか? 特に混んでいる都心の電車は人との距離が近く、画面を覗かれるリスクは高いですし、公共のWi-Fiにつなげた際に個人情報をさらしてしまっている可能性も……。最近では、スマホのカメラの画素数が向上しているので、安易な自撮りも要注意です。
■のぞき見されたスマホにはたくさんの個人情報が…
先日電車の中で驚くべき光景に出くわした。目の前に立っていた女性がおもむろに財布からクレジットカードを取り出し、スマートフォンに何やら入力し始めたのだ。どうやらお買い物の真っ最中だったようだが、無防備にもほどがある。もしこの瞬間、誰かが彼女のスマホを覗き見して、アカウントやカード情報を記憶したら、あとからいくらでも悪用できてしまうではないか。
これはさすがに極端な例だとしても、日本人は電車の中でちょっと無防備にスマホを見過ぎているのではないか。
スマホを覗き見され、Twitterのアカウントを他人に知られれば、個人を特定して攻撃されたり、そこに紐づく個人情報が流出する危機も! 他人のスマホを見てしまったことがある人は約8割というデータもあり、スマホを覗き見されることのリスクは大きいと著者は警告しています。
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■便利機能は、設定次第で大きなリスクになる
iPhoneユーザーなら、無線の接続時に「◯◯のiPhone」と他人の名前が目に入り、ドキッとした経験があるかもしれない。もちろん、ドキッとするのは他人も同じだ。街角や電車の中で、意図せず他人に本名を“教えている”可能性は高い。周りに人が少ない場合はなおさら危険で、そこから個人特定、ナンパにつながるリスクは急上昇する。実際、電車内で「◯◯さんですよね」と声をかけられた事案も報告されているのだ。
たとえばiPhoneの初期設定を変えておらず、女性の名前だと痴漢に狙われやすいという危険につながります。公共Wi-Fiへの接続、ファイルの共有について、安全対策をしておきたいものです。
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■SNSへの投稿写真や動画から読みとられる多くの情報
「SNSでピースして写真に写ると危険」という話題で慌てた人も少なくなかったのではないでしょうか。
この背景には、カメラの画素数が向上し、指紋を読み取れるようになったこと、生体認証が進んでいることなどがあります。最近は、生体認証の一つ、指紋認証をするシーンが増えてきました。指紋は変更できないため、本人認証として確実とされてきたためです。たとえば、銀行のATMでのお金の引き出し、マンションに入る時、スマートフォンのロック解除などに使われています。
スマホのカメラ機能が向上しているため、指紋を読み取られるリスクも! 写真に写りこんでいる景色も詳細に拡大できる画素数であれば、たとえば自宅の窓から撮影した写真から住所を特定されてしまうという恐ろしい事態にもなりかねません。
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