恋人同士のときは名前で呼び合っていた二人も、夫婦生活が長くなると、お母さん、ママ、ときにオイ、などとだんだん簡略化していくことに不満を抱く妻も多いかもしれません。とりわけ、他人に紹介する際にどう呼ばれるかは妻にとっては気になるポイント。「オレの嫁」と言われることに違和感があるという人、いませんか?
■上から目線で「嫁」と呼んでいる
まったく個人的な独断と偏見でいわせてもらえば、「うちの嫁が」には、時代錯誤な男尊女卑やら過剰な上下関係やら、カビ臭い価値観がたくさん染み込んでいる気がする。女に家を背負わせるという漢字の成り立ちをそのまま、平成29年の今でも平然とやってしまう、もしくはそれを理想としている人たちの言葉づかいだ。だって、これ、対等なはずの結婚相手をお舅さんやお姑さんと同じ上から目線で呼んでいるのである(お舅やお姑は上からでいいのかという議論は、ひとまず置いときます)。
すてきだなあと思っていた人が「うちの嫁がね……」なんていうとがっかりするという著者。「女房」「家内」「妻」さらには「愚妻」まで、それぞれの語源や意味と合わせて夫婦の呼び方について考察しています。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>「嫁」という呼び方、問題あります。やめてください
■「きみはうちの嫁」という夫に古い価値観を感じる
「夫は二言目には『きみはうちの嫁なんだから』と言うんですが、私は“家”と結婚したつもりはない。結婚式のときもそれでもめて、○○家という表現をやめたのに、まだわかってないんですよね」
さらに、嫁は舅姑に仕えるもの、女性はしとやかになど、「はい?」と聞き返したくなるような価値観を持っていることも判明した。
結婚前は見えなかったことが、結婚後に「嫁」と呼ばれたことで見えてくる…。それが「男尊女卑」の価値観。たかが呼び方という考えもありますが、そこに見え隠れする本性はとても重いかもしれません。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>見え隠れする男尊女卑……うっとうしいと思う夫の言動
■呼称にこだわる人は離婚リスクが高い!?
「嫁」と呼ばれることに抵抗があるという意見をふたつご紹介してきましたが、呼び方、呼ばれ方にこだわる人は、離婚リスクが高いという説もあるようです。
パートナーがどのような呼び方を望んでいるかについても把握していない方が多いかも知れません。ドキっとしたあなた、この機会に確認してみましょう。もし「嫁」という呼び方に抵抗があると言われたら、速やかに呼び方を変えるほか、
- 家事負担の不公平感を減らす
- 肯定的な言葉を多く使って会話する
といった対策をオススメします!
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>「妻」「嫁」「下の名前」――何と呼ばれたいかで離婚リスクがわかる!?