残業ナシ、高い生産性… 理想の働き方は「ドイツ」式に学べ!

コラム

citrus 編集部

労働時間の長さや生産性の低さが指摘されることが多い日本のビジネスマン。一方ドイツでは、同じ勤勉な国民性ながら徹底した労働効率を追求していて、無駄な会議や残業を一切しない、有給はしっかり取ることなどが当たり前のように行われているそうです。ドイツ式を取り入れて、メリハリのある働き方を実現したいものです。

 

 

 

■集まり方も内容も、なにもかも日本とは違うドイツ流の「会議」

私が勤務していたドイツのメッツラー社では、会議はかなり限定的でした。日本の会社に勤務していた経験からすると、驚くほどでした。

 

「ちょっと、5分だけいい?」のように、少人数が集まって話すミーティングは、あちこちでしょっちゅう行っています。しかし、改まった会議となると数はぐんと減ります。

 

会議の内容も、日本とは全然違います。

日本だと、大勢で集まって結論を出そうと会議を開いても、結論を出せずに長時間かかるのはよくある話。一方ドイツでは、会議の内容、参加する・しないの自由、会議の進行の仕方まで、日本とはまったく違うようです。

 

 

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■有給をしっかり取得するドイツ人のメンタリティ

有給休暇消化率が極めて高いドイツでは、第2次大戦中で激戦のさなかのドイツ軍でも、休暇取得制度がしっかり維持されていたそうです。ドイツではこういう国民性、メンタリティーが根付いており、対して日本の場合、ただトップダウンで容易に進展するような話ではなく、まずは一人ひとりが自らの意識改革を行いながら、無理なくできることをやっていくしかないだろう。

「有給休暇取得に罪悪感を持つ人の割合」というデータがあり、調査対象の国の中で、日本は突出して高かったという調査もあります。たとえ有給を取得したとしても休暇中も仕事のことが頭から離れない……なんていう人は、ドイツ人に学びたいところです。

 

 

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■働く人たちの価値観が違うドイツでは働き過ぎない

日本とドイツは似通っているという意見がたびたび聞かれる。国は違えど真面目に物事へあたる姿勢や、勤勉さが似ているといった理由からだ。実際に国土面積はほぼ同じ、2016年における国別のGDPをみても日本が3位で、ドイツが4位とその関係が“隣同士”であることも多い。

それなのにドイツ人は日本人と違って「休暇は年5~6週間分は取る」「日々の残業は限定的」と悠々自適に働いている

日本とは働く人たちの価値観が異なり、平日を日本人は「普段の日」と捉える一方で、労働効率を重視するドイツでは平日が「働く日」と捉える人たちが多いといいます。効率化を重視するドイツでは、メールの時間についても厳しいのだとか。

 

 

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