女性が出産できる年齢にはリミットがありますし、子どもを授からない夫婦もいます。一方で、子どもはいらないと思う女性たちも…。子どもをめぐる女性たちの心理は複雑なようです。
■子がいない専業主婦という孤独
「結婚すればすぐ子どもができると思っていたんですよね。それに当時は社内結婚の場合、暗黙の了解で女性がやめるのが当然という雰囲気だったし。ところが3年たっても4年たっても子どもに恵まれない。夫婦で病院にも行きましたが原因は不明。夫は『ずっと恋人みたいでいいじゃないか』と言ったけど、彼はどんどん仕事が忙しくなって出張も増えていった。私はずっとひとりなんです」
子どもがいない、仕事もしていない…と「ない」ことばかりに目が向いてしまい、うつになる女性も。その孤独な現実とは。
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■子どもが欲しくて不倫を終わらせる葛藤
「とにかく子どもがほしかった。彼に『認知してくれなくてもいいから産みたい』と言ったんですが、彼は『それはできない』と。あと3年待ってくれたら離婚して結婚すると言っていたけど、今までできなかったことができるはずはない。苦しかったけど別れました」
本当は大好きな人と一緒になりたいけれど、それが不倫だったら…? 子どもがほしいと考える女性にとって、出産のリミットを考えて悲しい別れを選択しなければならない場合もあります。
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■子どもがほしくない女性だっている
ミチコさんは結局、子どもはほしくないと彼に正直に話した。それでも今のところ、ふたりの恋人関係は続いている。
「仕事一筋の人生を生きたいからって言っていますが、私自身、親との関係がよくなくてすごくつらかったんです。仕事を始めて自立して、これから親との関係を考え直すチャンスもあるかもと思っているとき、両親が事故でいっぺんに亡くなって……。それ以来、親子という言葉は私の中でタブーになった。このことは彼にも話していません」
女性だからといって全員が子どもが欲しいわけではなのに、「子どもがいないと将来寂しいよ」「女は子どもを産んで一人前」という世間の声に苦しめられるのだといいます。
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