「あおり運転」による東名高速道路の死亡事故以来、運転時のマナーに注目が集まっています。あおり運転をする側に非があるのは明らかですが、被害にあわないため、「あおりの標的」にならないような注意も大切です。
■罰則の強化、ドライブレコーダーの普及など、事故を防ぐ取り組み
GfKジャパンは、2017年11月13日~11月26日の14日間自動車を保有する約13,500名を対象に行ったインターネット調査の結果から、「販売実績調査に基づくドライブレコーダーの需要変化」と「危険運転に関する消費者調査」の結果を発表しました。
調査結果によれば、運転中にあおられた経験があるかを尋ねたところ、 あおられた経験があるドライバーはなんと9割に達しました。
東名高速道路の「あおり事故」報道以来、ドライブレコーダーの販売台数が急激に増加しているそうです。罰則の強化に続き、高機能なドラレコが普及することで、重大な事故は防げるのでしょうか?
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>【あおり運転】煽られた経験は約9割、罰則強化で高まるドラレコ需要
■あおる側もあおられる側も注意したい「車間距離」
あおり運転には様々な種類があるが、その最たるものが「前の車にパッシングして煽ったり」「前の車にピタッとついて無言のプレッシャーを与えたり」して車間距離を詰めてあおる……いわゆる「車間距離不保持」という行為である。実際、高速道路における摘発内容の第3位はこの「車間距離不保持」違反だ。平成28年度、高速道路において「車間距離不保持」で摘発された件数は速度違反(39万8345件)、車両通行帯違反(6万7890件)に続く第3位で6690件もあった。
80~90km/h程度のノロノロとしたスピードで追い越し車線を走り続け、渋滞発生の原因を作ってしまっているような車にも非があると筆者は述べています。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>煽り運転摘発の新兵器にご注意! 煽る側も煽られる側も知っておきたい「車間距離」問題
■あおり運転の標的になりやすいドライバーは?
あおられる車に多いのは、高速道路(制限速度100km/h)の追い越し車線を、だいたい、90km/h前後でゆっくり走り続けている。ご存知の通り、追越し車線とは「一番右の車線」であって、そこは、走行するためではなく、追越しをするための車線なのだが、おそらくそれすら知らないのだろう。後ろの車が接近していることなど気にも留めず、延々と遅いスピードで走り続けるので当然、後ろには長い車列ができてしまい、走行車線はガラガラ……。
あおる側が悪いのはもちろんですが、あおられる側に原因があることも。追い越し車線をノロノロ走る以外にも、周囲の交通に無頓着で空気が読めない、運転が下手、下手そうに見える……など、標的になりやすいドライバーの特徴をまとめています。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>あおられる側にも原因あり!? 無知でKYなドライバーがあおりの標的になりやすい理由
※情報は2018年10月10日現在のものです