日本には現在「100歳を超える高齢者が約7万人」もいるそうです。一方で、健康寿命との差を考えると、約10年間は介護が必要になる人が多いのが現実。ある日突然はじまるかもしれない親の介護について、どのような心構えが必要なのでしょうか。
■介護保険と介護施設について知っておきたい
おおむね何らかの支援が必要になってくるのが70代以降。子どもの立場から見れば、働きざかりの40〜50代から親を支えることになる可能性が高いわけだ。実際、仕事のかたわら介護に携わる人は男女合わせて約291万人と、けっして無視できない数字となっている。
しかし、ここで思い浮かぶのは“親を施設に預ける”という選択肢はあるのかということ。
親を介護施設に預けると考えたとき、気になるのは、どの施設を選べばよいのかということ。人気の施設は入所待ちもあるといいますし、見極め方についても知っておきたいものです。
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■介護と仕事を両立する方法を知っておきたい
介護のために仕事を辞めている人数は、毎年約10万人。そしてそのうちの約8割が女性だそう。驚くべき人数が介護のために離職しているのです。
そして介護のために転職した人の収入にも大きな変化があります。男性の転職前の平均年収が556.6万円。転職後には341.9万円。約4割も減っています。女性の場合、転職前の平均年収350.2万円から転職後は175.2万円と半減。
介護のために仕事の負担を減らそうとすると、収入はこんなにダウンしてしまいます。
親の介護が必要になったら、自分が仕事を辞めなければならないのでしょうか。離職せずに済む方法についても考えておきたいポイントです。
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■介護という「現実」について体験者の声を聞いておきたい
なにより辛いのは、どんなに介護に献身しても、母親に受け入れてもらえず口論になることだ。料理ができなくなった母親のために食事を作っても「なにこれまずーい」と言われる。通信販売をやめさせようとすると、「私は知らない。そんなもの買ってない」と逆ギレ。母親の代わりに掃除をすれば姑のような小言が漏れる。認知症によって性格が変わり果てた母親が松浦氏の精神を削り始める。お互いに怒鳴り合い、消耗する日々。
どんなに仲のいい親子だったとしても、たった一人で向き合うことは並大抵のことではありません。体験談を読んで心の準備をしておくこと、そして元気なうちに親孝行をしておくべきかもしれません。
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