気鋭のフードアクティビストが伝授する、新米の「おいしい」食べ方&選び方

コラム

citrus 編集部

新米の季節でもあり、食欲が止まらない季節でもありますが、お米、おいしく食べていますか? 食事情に詳しい専門家が、ごはんをもっとおいしく食べる方法について紹介しています。

 

 

 

■増え続けるブランド米、どう選ぶ?

一般に米の食味を大きく左右すると言われているのが、デンプンの成分構成だ。「アミロペクチン」と「アミロース」という2種類のデンプンの比率で食味は変わってくる。アミロペクチンが多く、アミロースが少ないともちもちした食感になる。

 

対して最近よく耳にするようになった低アミロース米の「ミルキークイーン」などももちもち感が強い。さらに言えば、コシヒカリなどもアミロース含量の少ない部類に入る。もちもちした粘りも日本の米の味わいのひとつなのだ。

おいしいコメといえば「魚沼産コシヒカリ」一択だったのは一昔前。どんな米を選ぶかは消費者次第という時代になり、各地の米を食べ比べ、自分好みの米を探す楽しみも増えるかもしれませんね。

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>【今週のTOKYO FOOD SHOCK】続々と誕生するブランド米の謎

 

 

 

 

■炊きたてごはんは混ぜる?混ぜない?

取材させていただいた、三つ星和食店のご店主が「炊きたてごはんはそのまますくうように盛るべし!」と仰るのです。長年、「炊きたてごはんは混ぜねばならんのか」という疑問を抱えていた僕は狂喜乱舞! 理由を聞いてみると「せっかくの“おねば”がもったいない」ということのようです。

ごはんが炊き上がったら底の方から混ぜるのが基本、と思ってきた方も多いかもしれません。混ぜる理由はなぜ? 逆に混ぜないほうがいいとしたら、その理由は?

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>炊きたてごはんは混ぜないほうがいい

 

 

 

 

■新米にあうおすすめのアテ、ベスト3

まずコシヒカリの味わいを考えてみると、濃厚な味と強い粘りが特徴で、白米だけ食べていてもおいしい。つまり味が単体である程度完成されている。コメの味に力があるので、甘みやうま味の強いおかずも受け止めるが、むしろコシヒカリ由来の甘みや粘りを活かすすっきりした相手のほうが、よりコシヒカリのおいしさを存分に引き出すことができる。つまりコシヒカリの味と対抗するような甘みの強いおかずや、コメの「味度」(※)にもつながる粘りを損なうようなものを避けて組み立てるのが常道だ。

本当においしいコメは、なにもなくてもおいしい。そんなことに悩みながらも、新米そのものがコシヒカリのおいしさを存分に引き出すという観点から筆者が選んだベスト3とは?

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>まさにメシ泥棒! 極上の新米に合う、極上のコメのアテ、ベスト3