現代日本において“貧困”は他人事ではありません。「私は違う」と考えていても、ちょっとしたきっかけで貧困に陥ることはよくある話。普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば貧困状態になってしまった女性たちのエピソード、そして生まれながらにして貧困からぬけだせない女性たちのリアルな現実に迫ります。
■恋愛セミナー、レンタル彼氏につぎ込んで貯金はゼロ
「そもそも、不動産投資用のマンションンの購入時に、貯金がすっからかんになっていたんですよ。そこに加えて、いろいろお金がかかることを始めてしまったので、今の状況になっていますね。これらのサービスを申し込まなくても、生活費でお金が無くなっていたと思います」
こずえさんには、現在は貯金が一切ない。給料の天引きで行なっていた財形も解約してしまい、老後資金のことを考えると不安になって、眠れなくなるのだそうです。不安でたまらない夜に、添い寝のサービスをお願いすることもあるのだとか。
不動産だけでなく、勉強会やセミナーなどに投資して貯金がないうえに、寂しさを埋めるためのレンタル彼氏に添い寝サービス……。いったいなぜ、彼女はこうなってしまったのでしょうか。
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■不倫を繰り返し、積もる寂しさをペットで埋めるため多額の出費が…
食べさせているのは、1キロ4000円程度という、通常のドッグフードの3倍以上のもの。カリカリしているタイプで、私が食べてもおいしいので、一緒に食べています。手づくりドッグフードの講習会に出て、作り方を学びました。だってワンコは大切な家族ですから」
詩織さんの食事は、88円で買った食パンと1玉10円のうどんがメイン。
ペットを3匹飼って「家族」と呼び、自分は「ママ」気分。寂しい日々を支えてくれるペットへの出費は惜しまず、結果、リボ払い地獄にハマった貧困女子の末路は……。
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■セックスワークさえできない最底辺を生きる女性たち
彼女たちは行き場をなくし、最後の希望を求めて歌舞伎町へやってくる。家出少女がする仕事の一つが『援デリ』だ。まず、ここで誤解を解いておく。「未成年にセックスワークをさせるなんてとんでもない!今すぐそんなクソみたいな業者を叩き潰して、少女を保護しろ!」。こんな意見が一般的だ。しかし、これこそがクソみたいな画一的な解決策だ。このような一般論を述べる人たちは、彼女たちのバックボーンを理解していない。彼女たちは最後の希望を求めて歌舞伎町に来ている。
お金がないという貧困が根底にあって歌舞伎町で仕事をしている女性たち。最後の希望をもってこの街にやってくる人、そして、セックスワークすらもできない底辺で生きる女性たちがいる現実を受け止める……、それが理想の社会といえるのではないでしょうか。
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