【SNSで話題】「地頭」は“アグレッシブなネガティブシンキング”で鍛えられる

コラム

citrus 編集部

 

「地頭のよさ」についての記事が話題になっていますが、そもそも地頭なんて生まれつきの才能だから、どうしようもないと諦めている人も多いかもしれません。大人になってから地頭を鍛えることはできるのでしょうか。脳神経外科専門医の菅原道仁先生にお話をうかがいました。

 

大人になってからでも地頭を鍛えることは可能です。

 

常に目の前の物事に好奇心と疑問を持ち続け、それを鍛え続けることが、地頭を良くする方法でしょう。

 

地頭が鍛えられる思考能力を常に発揮している人は、じつは「ネガティブシンキング」の人たち。

 

「プレゼンの発表がうまく行かなかったらどうしよう」

「彼女にフラれたらどうしよう」

「テストがうまくいく気がしない」

 

などなど、毎日の問題点を自然に発見できる器質が「心配症」と呼ばれるネガティブシンキングです。

 

私達の脳は基本的に省エネ志向が強く、なるべく考えないようにしてエネルギーの無駄遣いを避けているという菅原先生。地頭を鍛えるには、具体的にはどのようにすればよいのでしょうか?

 

同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じ道を歩いて仕事に行く。着ていくのは決まったスーツ姿に決まったカバン…。といったように、いつもと同じことをしていては脳を使ったことにはなりません。

 

心配症の人たちの思考方法を少しとりいれて、日々の問題点に気づくことからはじめてみましょう。そして、アグレッシブにその問題点を解決する努力を発揮すれば、自然と地頭は鍛えられていきます。

 

「アグレッシブなネガティブシンキング」が、これからの時代には必要な能力かもしれません。

 

地頭は、日々の努力次第で鍛えることが可能だということが分かりました。「自分は地頭がよくないから…」と諦めることなく、きょうから「心配性」思考をはじめてみませんか。