高齢ドライバー、煽り運転… 日本で自動車事故やトラブルが減らない5つの理由

コラム

citrus 編集部

高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違えや逆走、煽り運転などによる高速道路でのトラブルなど、自動車事故やトラブルのニュースが途絶えることはありません。いったいなぜ、事故はなくならないのでしょうか。いくつかの問題点が浮かび上がってきました。

 

 

■「チャイルドシート」着用率の低さ

 

2000年4月に6歳未満の子どもへのチャイルドシート着用が義務付けられて、はや17年が経過しているにもかかわらず、現在もなかなか着用率が低い日本。チャイルドシートを使わず子どもが乗車中に亡くなる事故は後を絶たないことに加え、新聞記事やネットのニュースにおいてチャイルドシートの使用状況についてはほぼ言及されないというのも問題だという指摘もあります。

 

 

 

■「高齢ドライバー」による逆走やペダル踏み間違い

 

ペダル踏み間違い事故や逆走の多くが高齢ドライバーであると報じられています。過去5年間の逆走を分析したところ、3分の2にあたる67%は65歳以上の高齢者が運転していたそうです。「ぼーっとしていた」「道を間違えた」などの理由が多いようですが、一方通行の高速道路でなぜ、逆走してしまうのでしょうか。

 

 

 

■車間距離を詰め過る「車間距離不保持」

 

適切な車間距離とはどれくらいなのでしょうか?一般的には、「前の車が急ブレーキを踏んでも安全に回避できる距離」とされています。 車間距離を詰めて煽る「車間距離不保持」という行為は問題ですが、煽る側、煽られる側、双方に問題があるということを知っている人は多くないかもしれません。

 

 

 

■ヘッドライトの「無点灯」

 

夜は、ライトを点けることによって自分の存在を周囲にアピールすることが大切。「早めのライト点灯」を呼びかける「おもいやりライト運動」という活動が広がりつつありますが、まだまだ安全意識が低いドライバーも多く、危険すぎるといいます。あなたは必ず点灯していますか?

 

 

 

■歩行者が犠牲になりやすい異常な「道路」

 

通学中の小学生が、突っ込んできた自動車の犠牲になる事故が後を絶ちません。 自動車の運転ができない、いわゆる交通弱者が安全に移動することができない日本の道路の異常性について真剣に考えなければならない時期がきています。