見た目が美しいだけで、女優として成功できるわけではない… …分かっていながらも、なんとなく彼女たちの外見ばかりを羨ましがっていないでしょうか。強い意志や思い、努力… …3人の女優が自分自身について語っています。
■「自分のことなんてわからないままでいい」長澤まさみ
「私、人からどう思われようと、どう見られようと、実はどうでもいいんです。俳優という仕事をやっていく上では、本人がどういう性格であるか、どういう人間であるかは関係ないと思うから。
私は、私自身の性格がどういうものなのか、大勢の人に知ってもらいたいと思ったことは、実は一度もなくて……。私にもわからないんだから、きっと誰にもわからないだろうし、自分とは違うキャラクターを演じていくのが俳優なので、だったら自分のことなんてわからないままでもいい。そんなふうに思っています」
14歳で静岡から上京し、無我夢中で“演じること” に取り組んだという長澤さん。今は、「“好き” という気持ちだけでやっていく仕事なんだ」と考えられるようになったのだとか。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>長澤まさみ「自分のことなんてわからないままでいい」
■石田ゆり子「こんなに面白くてこんなに恐ろしい仕事はない」
「まったくお芝居のイロハも知らなかった私でも、最初から、〝こんなに面白い仕事はないな〞って思いました。同時に、こんなに恐ろしい仕事もないなってこともすぐわかりましたけど(苦笑)。映画で、カチンコが鳴ったときの緊張感は、水泳でスタート台に立って、水に飛び込むときの感じとよく似ています。」
16歳で芸能界にスカウトされるまでの7年間、水泳に没頭し、過酷なトレーニングに明け暮れていたという石田さん。スカウトされて思ったことは「やっと陸に上がれる!」だったのだそう。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>石田ゆり子「苦しいのは自分だけじゃないと教えられた日々」
■「大人になってからが人生は楽しい」山口智子
「若い頃はきっと誰でも、『この決断は果たして正しいのか』と悩んだり迷ったりしますよね。でも、しっかりと時間をかけることで見えてくる答えがある。人間同士、たとえ何十年一緒にいても、ええ? こんな一面があったんだと驚くことばかり。人間にはバイオリズムがあるから、自分でも『同じ人間か?』と思うぐらい、ものの見方や判断ががらっと変わることがある。だから結論をそんなに焦ることはないんです。時が経てば、知らなかった世界がどんどん広がる幸せが待っている。」
〝美しく老いる〞ことを「人間として、一生賭けた勝負」と表現した山口さん。多くの女性たちの憧れとなる所以が彼女の言葉に秘められているようです。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>山口智子インタビュー「大人になってからが人生は楽しい」