最近では、女性が性被害を告発する#MeTooの動きから派生して、仕事で強制的に着用するパンプスやヒールが苦痛だとする「#KuToo」運動が広がったったことも記憶に新しいところ。
当たり前のように女性に押し付けられてきたイメージや妄想について、改めて疑問を呈し、「女性に対する神秘像どうなってん」と投稿した沙羅 (@xoxoxSARAoxoxo)さん。すべての女性に、自動的に母性や家事能力があるわけではないと指摘しています。共感する人も多いようで、
「同じ人間なのに、日本人男性は何かと女性を自分達とは違う生物にしようとする」
「母や姉など、自分の身内を見ても現実が見えないのだろうか」
「女性を都合のいい神かなにかと思ってる⁉」
などという賛同のコメントが集まりました。中には、
「大学の文化人類学という授業で母性は存在しないと教わった」
という投稿もありました。
そんな中、男性からの意外な反論も。毎日ネクタイを締めて仕事に出かける男性にも苦痛があることがうがえます。
>女性は大人になるとパンプスを履ける形状の足に成長する
→男性は大人になるとネクタイ余裕の形状の首に成長する
>女性は母性が備わっているから産んだら母性が湧き出てくる
→男性は父性が備わっているから子が出来たら一心不乱に妻子に餌を運ぶ(限界まで稼ぎ全て家族に投入)
たしかに、「専業主婦になるのが夢」と口にする女性たちの中には、「男性は結婚したら、大黒柱として妻子を一生支えていくものだ」と思っている部分は少なからずありそうです。
誰でもうっかりすると、自分に都合のいい面しか見えなくなってしまいがち。それは男性も女性も同じかもしれません。
「女性なら、出産したら母性があふれ出て当然、家事や育児をうまくこなせるのも当然」
「男性なら、妻と子のために外で稼いでくるのが当然」
という思い込みは捨てて、身近にいる大切な人の個性や思いを大切にする努力ができれば、男女の性差を認め合いながら支え合える、そんな社会がくるかもしれませんね。