挨拶しても返事をしてくれない人がいると、「嫌われているのかもしれない」と気になりますよね。無視が続けばこちらから挨拶をしなくなるのも仕方がないこと……ですが、相手が「返事をしてくれない理由」を考えてみたことはありますか?
ある日、クラスの懇親会相変わらずこちらを見ているそのお母さんが近づいてきて…
背後から肩をトントンして小さなノートを見せてきた。「いつもおしゃれですね。お話したいと思ってました」って書いてあった。その日はずっと筆談でいろんな話をした。彼女はお嬢さんがどんな声をしているのか知らない。自分のことが本当に恥ずかしくなった
この話にネット上では、障がいを持つお母さんに共感する声が溢れました。
「ちょっと泣けちゃった。誤解が解けて良かった。勇気がいっただろうな」
「そのお母さん、勇気を出してノート差し出したんですね。これまでもいろんな誤解も苦労もたくさん飲み込んでこられたんだと思います」
誤解されやすい障がい者側の事情を知る人や障がいを持つ人たちからは、
「聴覚障がい者って相手の顔をガン見するから余計に誤解されやすい」
「聴覚障害に限らず、色んな見た目にはわからない障害がある。 私も誤解されたままなんだろうけど、アクションを起こせる勇気があるタイプではないので、素直に羨ましく思いました」
「自分も左耳だけで聴力を補ってます。だから誤解されますが、話しかけられる向きによって反応が遅れたりするのです……」
など、フォローする声も多数届きました。思い込みというのは魔物と本人も気づいているとおり、ネット上でも投稿者Kei SUZUKI (@ke_i_suzuki)さんへの共感も続々。
「私も似たような経験があります」
「『気づき』というものがとても大切」
「無視もだし、にやにやなのかにこにこなのか、思い込みで感じ方が違ってしまうんだよね。他人の心の中は見えないから難しい」
「確かに思い込み私もあります。でも『気付いてから』どうするか、が一番大切」
もしかして相手が聴覚障がい者かも、と気づけるかどうか、きっと経験してみないと分からないですよね。保育園から事情を話してくれる機会があればよかったのにという声もあるように、何らかのきっかけで事情を知ってさえいれば防げる誤解はありそうです。
「片耳が聞こえないんですが、失聴側から話しかけられると全く気付きません。少しでも「何か事情があるのかな?」と思ってくれる人が増えると嬉しいなぁ」
今回の投稿をきっかけに「思い込みって怖い」と気づいた人も多かったのではないでしょうか。「なにか事情があるのかな?」と、ひと呼吸おいてみる余裕をもてるようになるといいですね。