■トートマンクン:日本では珍しい(?)“エビのすり身あげ”
トートマンクンとは、エビのすり身にパン粉をつけて揚げた料理です。料理の工程だけを聞くとエビフライを連想してしまいそうですが、すり身になっているので味も食感も全く別物で、エビフライよりもさつま揚げに近い印象ですね。
国内のタイ料理屋ではスイートチリソースが添えられていることが多いのですが、このソースをたっぷりつけて召し上がるのがおすすめ。プリプリした食感にサクサクの衣、そして甘いソースのハーモニーがたまらない逸品です。
■ヤムウンセン:序盤に注文したい唐辛子が効いた春雨サラダ
日本で食べる春雨サラダと言えばヘルシーな印象があり、食べ応えのない料理をイメージしてしまう人もいるかもしれません。ですがヤムウンセンはそんなイメージを覆してくれるかも? 春雨に加えて、エビやイカなどの魚介類、ひき肉などを和えたサラダにパクチーが乗っているものが主流なので、満足感が高く、広がりのある贅沢な味わいが楽しめます。
ちなみにお店のヤムウンセンは唐辛子がたっぷり入っており、けっこう辛い場合が多いんです。でも、その辛さのおかげでお酒が進むため、おつまみとして序盤に注文するといいでしょう。辛いのが苦手な方でも大丈夫。砂糖を加えると食べやすくなりますよ!
■タイラーメン:日本のラーメンとは一線を画した甘い風味も
タイのラーメンも、日本と同様に自分好みのカスタマイズが楽しめます。しかも麺の種類から選べるお店も多いんですよ。個人的には優しい味わいのお米の麺が好み。他の麺と比較してカロリーも低いようなのでダイエット中の方にも最適です。
スープも種類豊富なお店が多いです。出汁の効いたあっさり系スープ(ナ―ムサイ)、豚の血ベースのスープ(ナームトック)、醤油ベースの甘いスープ(トゥン)、酢っぱ辛いスープ(トムヤム)、ココナッツミルク(ゲーン)などバリエーションの多さは日本のラーメン屋を上回るかも。ナ―ムサイとトゥンは日本人でも馴染みやすい味わいなので、初めての方にはこちらがいいかもしれません。
なお、タイ料理の多くのお店で、テーブルに調味料セットが置かれています。砂糖、魚醤、唐辛子、酢の4点の場合が多いのですが、砂糖を入れて甘くするのもおすすめ。日本の感覚で、甘いラーメンを想像すると微妙かもしれませんが、これが絶妙に美味。是非お試しください。