34年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』が7月公開! "トム・クルーズ”出演のおすすめ映画3選

コラム

TND幽介

 

 

■『トップガン』:トムの名を一躍世に知らしめた航空アクションの金字塔

 

1986年公開の本作は、同年の全米興行収入第1位を記録した大ヒット作。翌年には日本でも興収1位を記録し、世界にトム・クルーズの名を広めた出世作だ。その迫力の空戦シーンと、パイロットたちの爽やかでアツい青春群像劇は、今なお色褪せない魅力に満ちている。

 

アメリカ空軍パイロットであるピートは、指折りのエースパイロットたちが、ドッグファイトの腕をさらに磨くために通うエリート航空戦訓練学校“トップガン”に入学。やがて彼は美人教官との立場を超えた恋、クールなライバルとのバトル、親友の死を乗り越えて成長していく……というのがあらすじ。

 

青春ど真ん中のような甘酸っぱい展開、息を呑む空中戦、爽やかなトムの笑顔……。そして、一度聞いたら耳から離れないケニー・ロギンスが歌うテーマソング『Danger Zone』に世界中がシビれた、名作映画である。

 

 

■『レインマン』:サヴァン症候群の兄との絆を深めていくトムの演技に涙する感動の名作

 

トム・クルーズというと、今や「ジャッキー・チェンの後継者だ!」というような声が挙がるほどのアクション俳優だが、キャリアの前半は比較的、甘いマスクと高い演技力が評判の俳優でもあった。そうした路線での代表作といえるのが、この『レインマン』だろう。

 

鳴かず飛ばずな高級車ディーラーをしている青年チャーリーは、父の訃報を聞き、遺産目当てで実家に駆けつけた。しかしその財産のほとんどは、重度のサヴァン症候群を患っている兄・レイモンドの信託財産になることを知らされる。諦めきれないチャーリーは、レイモンドを無理矢理連れ出して財産を得ようとするのだが……というストーリー。

 

サヴァン症候群の兄・レイモンドを演じるのは、名優ダスティン・ホフマン。トムは彼から遺産を奪おうとするも、彼との交流のなかで徐々に人間的な愛情を取り戻していく、奔放な弟を演じている。本作は第61回アカデミー賞など、数多くの映画賞を受賞した。

 

 

■『ミッション・インポッシブル』:トムのライフワークにもなった大人気スパイアクションの第一弾!!

 

最後は、大人気シリーズの第一弾『ミッション・インポッシブル』だ。66年のテレビドラマシリーズ『スパイ大作戦』の映画化シリーズである本作への出演をきっかけとし、トムは本格的に、アクション俳優としてのキャリアを歩むこととなった。

 

秘密諜報機関IMFの若きエージェントであるイーサン・ハントは、所属するチームを、内通者の裏切りによって失ってしまう。裏切り者の烙印を押され、組織に追われる身となったイーサンは、真犯人を単身追跡する……。

 

振動感知センサーの張り巡らされた部屋にワイヤー1本で降りる、高速でトンネル内を走る列車と並走するヘリコプターにしがみつくなど、シリーズの代名詞である驚愕アクションは一作目から健在。本作でトムはプロデューサーとしてもデビューし、いわば“暴走を止める偉い人”がいなくなった形になり、ここから彼のアクション伝説は本格始動していった。