懐かしすぎる…! 1994年のヒット曲がこれだ! 3位『恋しさと――』、2位『ロマンスの神様』、1位はあのバンド曲!

コラム

 

■第5位:『空と君のあいだに』(中島みゆき)…年間売上141万枚以上

 

第5位は中島みゆきの『空と君のあいだに』。最高視聴率37.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を叩き出した安達祐実の主演ドラマ『家なき子』(日本テレビ系)の主題歌だったこの曲は、タイアップに合わせて制作されたそう。

 

また、両A面シングルとして発売されており、もう片面の『ファイト!』も、負けず劣らず広く知られていますよね。ちなみに中島みゆきは、“平成30年間ヒットドラマの主題歌を最も多く務めたアーティスト”とされています。

 

 

■第4位:『Don't Leave Me』(B'z)…年間売上144万枚以上

 

第4位はB'zの『Don't Leave Me』。1993年にヒットした『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』や『裸足の女神』と比較するとブルース色が強く、J-POP離れしているこの曲は、B'zの真骨頂という印象です。

 

しかし、この曲が発売された1994年は、メンバーいわく“B'zの暗黒時代”なのだとか。なんでも、この曲がリリースされてから、本格的なロック色が強くなったB'zに順応できないファンが続出し、動員数が落ち込むこともあったそうですよ。

 

 

■第3位:『恋しさとせつなさと心強さと』(篠原涼子 with t.komuro)…年間売上162万枚以上

 

第3位は篠原涼子 with t.komuroの『恋しさとせつなさと心強さと』で、ついに小室哲哉作品がランクイン。この曲は、アイドルグループ・東京パフォーマンスドールを離れた篠原涼子が、ソロ転身後に初めて発表した曲です。

 

のちにダブルミリオンを記録し、ソロ女性歌手として史上初のシングル売上200万枚を突破することに。これ以降、“小室ファミリー”は日本の音楽チャートを席幕するコミュニティとして、目が離せない存在になっていきます。

 

 

■第2位:『ロマンスの神様』(広瀬香美)…年間売上174万枚以上

 

“冬の女王”の異名を持つ、広瀬香美の出世作『ロマンスの神様』が第2位に。スキー用品店のCMソングに起用されたこともあって大ヒットし、現在でも、スキー場のBGMとしておなじみです。

 

この曲は、広瀬が音楽に熱中するばかりに孤独だった学生時代に作ったのだそう。彼女は、この曲を80歳になっても原曲キーで歌うことを目標にしているという話も……!

 

 

■第1位:『innocent world』(Mr.Children)…年間売上181万枚以上

 

第1位はMr.Childrenの『innocent world』。彼らは、1993年に発売した『CROSS ROAD』で自身初のミリオンセラーを記録しているものの、“ミスチル黄金時代”の幕開けといえるのは、この曲からではないでしょうか。

 

ちなみにボーカルの桜井和寿はこの曲が完成したとき、「これは100万枚売れる」と確信したのだとか。1990年代のミスチルは、このあともオリコン年間ランキングのトップ10入りを果たす大ヒット曲を連発していきます。

 

――バブル崩壊直後の1994年。日本経済の停滞もなんのその、音楽チャートでは、時代を担う新たな才能が芽吹いていたといえそうですね。