【90年代の春ソング】スピッツなどの名曲ぞろい!「ヒスブル」って何の略か覚えてる?

コラム

citrus 池田みほ

 

毎年春になると往年の桜ソングが街やテレビから聴こえてくる。しかし実は、桜ソングがこんなに増えたのは2000年代になってから。90年代には桜以外の春ソングがヒットを飛ばしていたのだ。そこで今回は、そんな春ソングを振り返ってみたい。

 

 

■「チェリー」スピッツ(1996年)

 

1996年4月に発売されたスピッツのシングル曲。もちろん、“チェリー=さくらんぼ”なので、広い意味では桜ソングだが、この楽曲に桜ソングのイメージを持つ方は少ないだろう。当時を生きていた人ならば、誰もが聴いたことがあるであろう大ヒットソングだが、意外にもオリコン週間ランキングで首位を獲得したのは発売から4週目に入った頃だった。

 

男性曲にしてはオリジナルキーが高いこともあってか、カラオケでは男女ともに歌われる定番曲となっているこちら。桜や春といった言葉は入っていなくとも、発売された季節に聴いていたという思い出から、春になるとつい口ずさんでしまう方も多いのではないだろうか。

 

 

■「春よ、来い」松任谷由実(1994年)

 

松任谷由実の26枚目のシングルであるこの曲、タイトルに春とあることからか、春に耳にすることが多いが、実は発売されたのは1994年の10月。「春よ、来い」なので春を待ちわびた曲ということのようだ。

 

この楽曲はJ-popの流行歌でありながら、光村図書の中学校2年生用の教科書の冒頭、「春を伝える」という最初の章の一つ目の作品として、歌詞が掲載されていた。このことからもわかるように、文学性を携えた美しい日本語の歌詞が印象的だ。発売から現在に至るまで長い間、広い世代に知られている春の名曲といっていいだろう。

 

 

■「春〜spring〜」Hysteric Blue(1999年)

 

1999年1月に発売されたHysteric Blueの2ndシングル。こちらは「チェリー」や「春よ、来い」に比べると、当時聴いていた世代以外にはあまり知られていないかもしれない。しかし、だからこそ久しぶりに曲を聴いてみるとなんとも懐かしく、当時の気分が蘇ってくること間違いなしだろう。

 

Hysteric Blueは大阪府出身のTama(ボーカル)、たくや(ドラム)、ナオキ(ギター)から成るバンド。1998年にメジャーデビューし、「春〜spring〜」で一躍国民的バンドとしてスターダムを駆け上がるも2003年に惜しまれながら活動休止、2004年に解散した。そんなHysteric Blueの略称は「ヒスブル」。「春〜spring〜」以外にも「なぜ…」(1999年)など素晴らしい楽曲を残している。