デザイナー&イラストレーターとして活躍しているしばたま(shibatamaa)さん。フォロワーさんからいただいたお話を優しいタッチでマンガにしています。今回は、フォロワーのあかねさんとそのおばあちゃんが登場する「感動する話」です。どうやらおばあちゃんは学生時代の頃の夢について話してくれるようです。
■みんなから募集した感動する話
あかねさんとおばあちゃんはとても仲良し。2人でお茶を飲みながらたわいもない話をして楽しんでいます。今日は、あかねさんがおばあちゃんに聞いてみたいことがあるようです。
「おばあちゃんってさ、昔はどんな女の子だったの?」と聞くあかねさん。するとおばあちゃんは昔を思い出しながら語り始めます。とてもやさしいおばあちゃんですが、学生時代は先生によく叱られていたようです。一体どうしてなのでしょうか?
おばあちゃんが学生時代のとき、将来の夢について発表する授業があったようです。おばあちゃんの当時の夢は「やさしいおばあちゃんになること」でした。とてもいい夢ですよね!ですがその発表を聞いた先生は「何言ってるのですかあなたは!」とおばあちゃんをこっぴどく叱りました。素敵な夢なのにどうして叱られてしまったのでしょうか…。それには昔ながらの時代背景が関係していました。
おばあちゃんが学生時代の頃は戦争の真っ只中でした。夢に関しての質問には「お国のために命を捧げることです。」と答えるのが当時の模範解答だったのです。でも、おばあちゃんはそんな時代に生きていても、「結婚して家族を持って幸せに暮らしたい、おばあちゃんになるまで生きたい」と心から思っていたのです。怒られると分かってても自分の心に嘘はつけなかったのでしょう…。辛い時代にあっても自分を曲げないおばあちゃんはステキですね。
「優しいおばあちゃんになれるかしら?」と尋ねるおばあちゃんに、「もちろんっ」と満面の笑顔で答えるあかねさん。あかねさんにとっておばあちゃんはとても大事な存在なんですよね。あかねさんの言葉を聞き、おばあちゃんは「あのときバカにされても口に出してよかった…」目に涙を浮かべながら喜びます。
あかねさんは優しくてたくましいおばあちゃんを見て「やりたいことはバカにされてもみんなと違っても口に出してやろう!」と思いました。今回おばあちゃんとこの話をしたことであかねさんはさらにおばあちゃんを尊敬したようです。
夢を曲げずに叶えたおばあちゃんのお話、とても感動しましたね。自分の心に嘘をつかず口に出して叶った夢だからこそ嬉しさも大きいのかもしれませんね! しばたま(shibatamaa)さんほかにもフォロワーさんからいただいたお話でたくさんのステキなマンガを描いています。気になった方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
出典:shibatamaa