■『スラムダンク』で大活躍した彼らの最終回のその後とは……?
国内累計発行部数が1億2,000万部以上という『スラムダンク』。不良だった赤髪のバスケ初心者・桜木花道が湘北高校バスケットボール部に入部し、メキメキと頭角を現していく物語に、多くのファンが魅了されたものです。
そんな『スラムダンク』が連載終了から8年後、“最終回のその後” が描かれたことをご存知でしょうか? 実は、人気キャラたちの最終回の10日後をショートストーリー化していたのです! そこで今回は、最終回のその後をまとめてご紹介!
夏のインターハイを最後に引退した “ゴリ” こと赤木剛憲。今や肩書きは “元キャプテン” です。さて、本編では、ゴリラっぽいルックスでありながら成績優秀というキャラだった赤木でしたが、「あれから10日後-」では勉強に身が入っていない姿が描かれるのです。
授業中、先生に指されてもソワソワして無言のまま回答できず……らしくない。原因は明確、彼がソワソワ・ムズムズ・イライラして勉強に身が入らないのは、「バ…バスケしてえ!」という心の声に集約されていました。
元副キャプテンだった “メガネ君” こと木暮公延は、赤木に「いこーよ たまにはのぞきに行ってもいいじゃん」と、バスケ部の練習に顔を出すことを提案しますが、赤木は「バカタレ そんな半端できるか! 引退したんだ これからは受験だ!!」と強がって拒否。そんな素直じゃない赤木はお構いなしに、ウキウキしながらバスケ部の練習に向かう小暮なのでした。
ちなみに赤木は、妹の晴子いわく、バスケ部を引退してバスケをやらなくなってから成績が落ちたのだとか。赤木の決意の固さ(頑固さ)が湘北バスケ部の精神的支柱となっていたわけですが、バスケ部引退後はその性格が裏目に出てしまっているようでした。
このほか、赤木に代わり新キャプテンとなったリョータの様子が気になる方は、記事「『スラムダンク』最終回のその後…赤木&リョータ、新旧キャプテンの大いなる苦悩とは?」をご覧ください!
中学時代、神奈川県のMVPに選ばれるほど注目のバスケットボールプレーヤーだったにもかかわらず、湘北高校に入ってからグレてしまい、2年間のブランクを経てバスケ部に復帰していた “ミッチー” こと三井。
様々な不運が重なってバスケ部から離れた三井が、2年後に不良仲間を引き連れてバスケ部を潰しに来る話は、本作の中でも人気の高いエピソード。恩師である安西先生との再会を機にバスケへの想いが溢れ出し、「安西先生…!! バスケがしたいです……」と崩れ落ちながら号泣するシーン(オリジナル版8巻)は、屈指の名シーンとして語り継がれています。
さて最終回では、同じく3年だった “ゴリ” ことキャプテン・赤木剛憲、 “メガネ君” こと副キャプテン・木暮公延は、夏のインターハイで引退したものの、三井は冬の選抜(選抜優勝大会)にも出場するためバスケ部に残っていましたよね。
「あれから10日後-」では、早朝5時前から一人で体育館に訪れ、3Pシュートの自主練をしているシーンが描かれます。三井いわく、「赤木が抜けてリバウンドはガタ落ちだ もっとシュート成功率を上げねぇと海南にはかてねぇ」との理由があるようですが、その裏のホンネが心の中で呟かれるのです。
そんな三井のホンネが気になる方は、記事「『スラムダンク』最終回のその後…三井が再び「あんなムダな時間を」と後悔した事とは!?」をご覧ください!