2020年7月7日にめでたく結婚を発表した水樹奈々。声優で初めて『NHK紅白歌合戦』に出場したことで有名だが、声優としての出演作について詳しく知らない方も少なくないはず。今回は、そんな水樹奈々の出演作から代表的な作品3つをご紹介。
■『NARUTO -ナルト-』/主人公・ナルトに恋するヒロインを好演!
2002年10月に放送を開始した『NARUTO -ナルト-』、およびその続編の『NARUTO -ナルト- 疾風伝』で水樹は、主人公のうずまきナルトと同じ木ノ葉隠れの里出身のくノ一、日向ヒナタを演じた。
引っ込み思案で気弱な性格で、ナルトに片思いをしている役どころのヒナタ。演じる水樹自身も報われない恋なのではないかと思っていたらしいが、最後にはナルトと結ばれて、2子を授かることとなった。
ヒナタは『NARUTO -ナルト-』では12歳、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』では16歳と作中で年齢を重ねていくキャラクターで、水樹もまたヒナタの成長に合わせて熱演。さらに、2人の息子が主人公である『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』では、母としてのヒナタの姿も演じている。
■『魔法少女リリカルなのは』/シリーズ通して3役を演じ分け!
2004年10月から放送された『魔法少女リリカルなのは』は、現在もシリーズが続いている人気作。水樹は主人公の高町なのはのライバルとして登場し、やがては唯一無二の親友となったクローンの少女、フェイト・テスタロッサを演じている。
なのはシリーズで水樹はフェイトのほかにも、フェイトのオリジナルであるアリシア・テスタロッサや、フェイトを元に生み出されたレヴィ・ザ・スラッシャーを担当した。物静かなフェイトと快活なアリシア、無邪気で子どもっぽいレヴィの見事な演じ分けは必見である。
さらに、水樹はなのはシリーズ作品の主題歌、挿入歌を歌唱しており、主題歌のほとんどでは作詞も行っている。つまりは声優としてだけでなく、アーティストとしても作品を創り上げる一翼を担っているのだ。
■『戦姫絶唱シンフォギア』/唄いながら戦う!? 前代未聞の挑戦
2012年1月に放送を開始した『戦姫絶唱シンフォギア』に始まるシンフォギアシリーズでも、水樹は登場人物の一人である風鳴翼を演じつつ、主題歌の作詞・歌唱を担当。また、第3期では敵役であるアルカ・ノイズの原案としてもクレジットされた。
風鳴翼はシンフォギアという特殊な装備が使える適合者でありながら、トップアーティストとしての顔を持つキャラクター。片づけが苦手で画力に難ありなど、演者である水樹のパーソナリティとの共通項が多いことも特徴的だ。
『戦姫絶唱シンフォギア』最大の特徴は、人物が唄いながら戦うアクションシーンにある。ある意味では声優にして歌手である水樹の本領が最も発揮されている作品とも言え、第1期第12話のクライマックスなど、シリーズでいくつもの名演技を見せている。