■『スーパーロボット大戦』×『新世紀エヴァンゲリオン』
古今東西のロボット・SFアニメ作品が共演するゲームシリーズ『スーパーロボット大戦』。今回は『新世紀エヴァンゲリオン』およびその劇場版が参戦したスパロボの注目ポイントの紹介をまとめます!
■『スーパーロボット大戦F』/監督リクエストの“修正”シーン
1997年9月に発売された『スーパーロボット大戦F』および翌年4月に発売された『スーパーロボット大戦F完結編』は、エヴァが初めて登場したスパロボで、そのことがゲームの大きなセールスポイントとなっていた。
『F』で話題となったのは、脱走したエヴァの主人公・碇シンジが連れ戻され、ガンダムシリーズのブライト・ノアに“修正(鉄拳制裁)”されるシーンだ。これは、『機動戦士ガンダム』での「親父にもぶたれたことないのに!」という名台詞が登場する場面のオマージュだったのだが、実は、エヴァの監督である庵野秀明氏の要望で取り入れられたものだったという。
ほかにも『F完結編』には、絶望したシンジによって人類補完計画が発動してしまうバッドエンドが用意されているなど、初参戦ということもあってか、エヴァ絡みの見せ場が多いゲームとなっている。
さらに『スーパーロボット大戦MX』についても気になる方は、記事「【エヴァ】「スパロボ」での“やりすぎコラボ”…使徒が生身の人間と対決!?」をご覧ください!
■『スーパーロボット大戦L』/中学生パイロット同士の熱い絆!
2010年11月発売の『スーパーロボット大戦L』は、新劇場版が初めて参戦したスパロボであり、ニンテンドーDSで発売された最後のスパロボだ。戦闘シーンにボイスがつかないことを逆手に取った豊富な台詞演出などが、ファンの間で高く評価されている一作である。
『L』には、シンジと同じ中学生のキャラクターが数多く登場する。『鉄のラインバレル』の主人公・早瀬浩一と『L』オリジナルキャラクターの南雲一鷹は、シンジが第3新東京市へ転校する前の先輩後輩として描かれ、互いに励まし、励まされという絆のドラマが展開されていく。
発売当時は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』までしか公開されていなかったため、登場する使徒は第8の使徒まで。真希波・マリ・イラストリアスや渚カヲルといった人気キャラも使用できないので、今プレイすると物足りなさを感じるかもしれない。
さらに『第3次スーパーロボット大戦Z』『スーパーロボット大戦V』についても気になる方は、記事「【新劇場版エヴァ】「スパロボ」での胸熱展開 EVA初号機VSマジンガーが必見すぎる件」をご覧ください!