【ルパン三世】まさかの “自由の女神” もターゲット!? ルパンが盗んだ驚くべきお宝たち

コラム

citrus ダン・ブルウッド

 

50年近くもの長きにわたって愛されているアニメ『ルパン三世』シリーズ。物語のなかで主人公のルパン三世はさまざまなお宝を狙い、見事に盗み出してきた。今回はルパン一味が手に入れたお宝のなかでも、ビックリするような秘宝3つを紹介していく。

 

 

■哺乳瓶/争奪戦の果てに手に入れたのは、なんと…!?

 

1979年12月17日に放送されたテレビシリーズ『PART 2』の第114話「迷画 最初の晩餐の秘密」でルパンは、秘宝として哺乳瓶を手に入れた。もちろんただの哺乳瓶であるはずがなく、あるとんでもない人物が使っていたとされている代物である。

 

かつてルパン一世がユダの子孫から半分のみ盗み出したイエス・キリストの迷画“最初の晩餐”には、聖母マリアの遺産の在り処が記されていた。その事実を知ったルパン一味と、銭形警部を利用して遺産の奪取を目論むユダの子孫ノヴァは追走劇を展開。やがてルパン一味はふたつに引き裂かれた“最初の晩餐”を手にする。

 

遺産が隠されている壺を掘り起こすことに成功したルパン一味。そこにあったのが、マリアがキリストを育てた際に使用した哺乳瓶だった。現在では考えられないような、驚くべき発想から生み出されたエピソードだ。

 

 

■自由の女神/大胆不敵なルパンならではの奇策!

 

ルパンが盗み出したお宝でも最大級のサイズだと思われるのが、1989年4月1日に放送されたテレビスペシャル第1弾『バイバイ・リバティー・危機一発!』登場の自由の女神像だ。

 

ルパンの相棒、次元大介の旧友であるルースターが盗んだ、世界最大のダイヤモンド“スーパーエッグ”。その隠し場所とは、なんとアメリカ・ニューヨークの自由の女神の内部だった。

 

“スーパーエッグ”を狙って暗躍し、ルースターの命を奪った秘密結社を出し抜くためにルパンは、巨大バルーンで自由の女神をさらっていくというとんでもない作戦を決行、見事に成功させた。お宝を手に入れるためには手段を選ばない、ルパンだからこそのアイデアといえるだろう。

 

 

■魔法のランプ/御伽噺から飛び出した道具の驚きの正体

 

基本的には現代を舞台にしながらも、ファンタジーやオカルト、SFなどに片足を突っ込んだような展開を見せることも多い『ルパン三世』シリーズ。2008年7月25日放送のテレビスペシャル第20弾『sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜』に登場した魔法のランプも、シリーズのふり幅の広さを象徴したアイテムだ。

 

峰不二子の依頼でルパンが狙うお宝は、なんでも願いを叶えるといわれている魔法のランプ。単身、アラビアへ向かったルパンは、魔法のランプ奪取に成功し、ランプから妖精を呼び出す。

 

実はランプの正体は御伽噺に出てくるような魔法のランプなどではなく、人間から記憶を抽出して保存するハイテクマシン。こんなお宝が登場する奇想天外な世界観も、『ルパン三世』シリーズの魅力かもしれない。