日々調理をするなかで、柔らかい食材を切るのに苦労したことはありませんか? どう頑張ってもぐちゃっとした仕上がりになってしまうことも少なくないですよね。しかし、食材によってはたった一つポイントを抑えるだけで美しくカットできるんです……!
■ケーキやチーズ/硬めの糸で押し切ると、美しい断面に!
ホームパーティーなどで、大人数で分ける機会も多いケーキ。チーズもおつまみとしてあると嬉しいですよね。さて、自分がホストとなって振る舞う立場であれば、なおさら綺麗に取り分けたいところ。ですが、ケーキもチーズも柔らかいものであれば、カットするのも一苦労。
そんなケーキやチーズはデンタルフロスやテグスなどの硬めの糸を使うことで、綺麗にカットすることができるんです。切り方は簡単。切りたいものの直径以上の長さの糸を用意し、糸の両端を持ってグッと対象を押し切るだけです! 断面もなめらかになるので、見栄えも文句なしの仕上がりになるはずですよ。
■食パン/上下を逆にすれば、ふんわり感を潰さずにナイフがスっと入る!
パン屋さんではスライスされていない状態で食パンが販売されていることも多いです。しかし柔らかい食パンであればあるほど切りづらく、押し潰してしまうことでせっかくのフワフワ食感が損なわれてしまうことも少なくありません。
そんなとき、食パンの上下を逆さにして切ってみてください。食パンは底面のほうが固くなっているので、上下を逆さにすることでしっかり切り込めるんです! ただ、あまり圧をかけすぎてしまうと、元々上部だった柔らかい部分が潰れかねないので、あくまでも優しくカットするように意識してみてくださいね。
■トマト/中心から広がる白い線を頼りに切り込みを入れる!
大きなトマトは、サラダなどに添えるだけで明るい彩りと食べ応えがプラスされるので、何かと出番が多い食材だと思います。しかし、トマトの種部分はゼリー状になっているので、実は慣れないと綺麗に切るのが難しい野菜でもあります。
そんなトマトですが、ヘタと反対側のお尻部分の中心部を見てみると、うっすらと放射線状に白い線が入っています。実はこの白い線に沿ってタネが並んでいるので、線と線の間にナイフを入れればゼリー部分が断面に露出することなく綺麗に切れるです! 包丁以外に別段道具も不要の簡単テクニックなので、ぜひお試しください。