人間関係が一気に改善!?誰でもすぐに真似できる2つの会話テクニックとは…

 

 

前回に引き続き、今回も心のコミュニケ―ションを2つご紹介します。

 

 

まずは「褒める」ことです。褒められて嬉しくない人はいません。そこを突きます。褒め方として最も効果的なのは「三角ボメ」です。

これは、第三者経由の褒め方で、信憑性と好感度を高める効果(ウィンザー効果)があるといわれています。たとえば、「◯◯さんがあなたのことを恰好いいって言ってたわよ」とか、「××さんがあなたのことを勉強ができるって言ってたわよ」といった伝え方です。

こう言われると、男と子供は間違いなく木に登りますね。なぜなら、人は人からどう思われているのかを気にする動物だからです。それを逆手にとっての「三角ボメ」をおススメします。

 

「三角ボメ」に付随して、もうひとつ、「隠しボメ」という褒め方を2つ紹介します。「隠しボメ」とは、褒め言葉ではないのですが、相手に十分褒められていると思わせるテクニックです。

1つ目は「また」です。とくにお礼のメールで使ってください。使い方はこうです。誰かと食事に行った際、「またご一緒に食事に行きましょう」と書きます。食事が楽しかったからもう一度行きましょうということで、相手はとても喜びます。「また」は必ず書いてください。

2つ目は「教えてください」です。「教えてください」と言われて嬉しくない人はいません。いわゆる「ご教授願います」ですが、褒め言葉ではないだけに、「教えてください」は有効です。

 

 

最後に大事なのが、「共通点」です。これは最強です。共通項・類似性の法則は、お互いの共通点が見つかると、親密度が一気に深まるというもの。共通点が1個あれば親友になれます。「釣りバカ日誌」のハマちゃんと社長の関係ですね。共通点が3個あれば大親友になれるのです。

この法則を利用して、嫌いな上司との共通点を探してください。一気に関係が改善されます。引っ越し先の学校で子供が馴染めなかったから、クラスメートとの共通点を探させてください。友だちができます。

「共通点」に関して、やって頂きたいワークがあります。それは、2人一組になって、2分間で20個の共通点(共通項)を挙げてもらいます。何でもいいので20個挙げてください、と言ってもなかなか20個までは難しいですよね。ところが、小学校の3、4年生にやってもらうと、2分もあれば30、40個は楽にいってしまいます。なぜなら、目、鼻、口、耳でいいのです。

しかし、年を取るとどうしても難しく考えてしまいがちです。簡単でいいのです。相手との「共通点」はそれこそ何でもよく、そこからコミュニケーションの新たな扉を開いてください。