どんな料理にもガツンとしたパンチと豊かな風味をプラスしてくれる万能食材・ニンニク。しかしながら、薬味ということもあって少々扱いが難しいことも。そこで本記事では、ニンニクを賢く使いこなすためのライフハック3つをご紹介します。
■香りを引き出す/60~80℃を目安に低温加熱!
ニンニクの一番の特徴といえば、食欲を刺激するあの香りですよね。多くの方が特別意識することなく料理に入れていると思いますが、実はニンニクの香りをさらに引き出すためのテクニックがあるのです。
それは、“低温”で“じっくりと”火を通すというもの。ニンニクの香りは60~80℃に達したときに最大限に引き立つと言われているので、理にかなった調理法なのです。何ら目新しさはありませんが、この一手間で仕上がりに大きな差が生まれるので、ぜひお試しください。
■ニオイを抑える/軽減させるカギはりんごにあり!
ニンニクが入った料理はどれも食べ応えがあって美味しいのですが、独特のニオイが食後につきまとうことになります。学生や社会人の方のなかには、ド平日のニンニク料理はセーブするという方も多いはず。
しかし、そんな気になる食後のニンニクのニオイを軽減することもできるんです。その方法とはズバリ、りんごやりんごジュースを食べること。りんごに含まれるポリフェノールには、ニンニクのにおいの元となる成分・アリシンを分解させる働きがあるとされています。特にりんごの皮の部分にポリフェノールが多く含まれているそうなので、りんごそのものを食べる場合は皮ごと食べるとより効果を得ることができます。
手料理でニンニクを使うという場面では、ニンニクの芽をカットすることでニオイを軽減できます。ニンニクの芽にはニオイの原因となる成分が多く含まれていると言われているので、調理する前にあらかた取り除いておくとベターです。
■鮮度を保つ・見分ける/皮のハリが注目ポイント!
ニンニクは青野菜のように葉があるわけではないため、放っておいても日持ちしそうなイメージがありますが、皮が湿気を含んでしまっている状態ではカビが生えてしまいます。そのため、網袋やかごなど風通しのよいところに入れて、涼しいな場所で保存することがおすすめされています。
また、購入してから時間が経ったニンニクの鮮度は、皮で見分けることができます。鮮度の高いニンニクは外皮にハリがあり、表面も滑らかですが、古くなったニンニクは筋が浮き出ており、皮が今にも剥がれそうなほどパサパサとしてきます。多少のパサつきを感じる程度であれば食べても問題ないでしょうが、それに加えて触ったときに柔らかい感触があったり、色が変色してしまったりしていたら、諦めて廃棄しましょう。