■「々」ひと文字での読み方は…
文章を読んだり書いたりする中で、同じ漢字が繰り返される時、よく目にするこの文字。
この漢字を使おうとしたが読み方がわからず、「”日々”や”多々”などの文字を打ってから、前の文字を消して使っていた。」という方も多いのではないだろうか。
実はこの文字、踊り字と呼ばれる記号の一つで漢字ではないのです。よって、そもそも単体での読み方はありません。
用法としては、「時時 → 時々」や「堂堂 → 堂々」など同じ漢字を重ねる場合に2文字目以降の漢字の代わりとして用いられます。また、「部分部分 → 部分々々」「要所要所 → 要所々々」など熟語を重ねる場合にも用いられることがあるのです。
記号なので単体の読み仮名はありませんが、カタカナの「ノ」+「マ」に見えることから「ノマ」と呼ばれることが一般的なよう。
ちなみに、スマホやパソコンで変換する際には「同じである」と言う意味から、「おなじ」「どう」「くりかえし」などと打つことで単体で変換することができます!今後使用する際には、試してみてはいかがでしょうか?