冬はみかんがおいしい季節。箱買いすれば、ついつい食べる手が止まらなくなってしまう果物ですよね。そんなみかんを、いつもよりさらにおいしく味わえる食べ方があるんです。その食べ方をいくつか紹介していきましょう。
■「和歌山剥き」で白い筋を取り除こう
みかんを剥くと身についている白い筋。これはなるべく取り除いて食べたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「和歌山剥き」という剥き方を使えば、きれいに筋が取ることができます。
やり方をご紹介しましょう。まずは皮を剥く前の状態でヘタ部分を下にして、反対側の真上にあるへその部分から半分に割ります。このときの注意点は、ヘタ部分の皮をちぎらず繋げておくこと。そして、半分ずつに割った実のかたまりをさらに半分に割って、四等分にします。このときもヘタ部分の皮は繋げておきましょう。
この状態で、ヘタ側からみかんをひとかたまりずつ剥いていけば「和歌山剥き」完了。こうすることによって、みかんの身に白い筋がくっつきにくくなり、食べやすくなります。ちなみに、皮が薄くて剥きにくい品種の柑橘でも、このやり方なら大変剥きやすいのでおすすめです。
■「スマイルカット」のアレンジで果肉の食感を味わおう
続いて紹介するのはアレンジした「スマイルカット」。みかんをナイフでカットして食べることで、果実の美味しさが際立つというものです。
まずは通常の「スマイルカット」を紹介しましょう。みかん上部のヘタに対して水平にカットし、均等になるように二つに割ります。次はそれぞれの断面の中央からカットし4等分に。さらにもう一度ずつ断面からカットして8等分にします。これが通常の「スマイルカット」と呼ばれる切り方です。
しかし、これでは果肉が房で分かれてしまうことによって、果実の食感が半減してしまうので、食感を味わいたい場合は一回目のカットの向きをアレンジしましょう。今度はヘタの部分から縦にカットしてから、同じ要領で8等分にしていきます。すると、房に沿った断面のアレンジ「スマイルカット」が出来上がりです。果肉の食感をダイレクトに味わうことができて、プルプルでトロトロの食感が楽しめるでしょう。
■ミキサーにかけて「みかんジュース」にして飲む
「もう普通の食べ方に飽きた」「みかんを大量にもらった」という方は、ミキサーにかけておいしいジュースにして飲んでみるのもアリ。前述の「和歌山剥き」でなるべく白い筋を取り除いたみかん3〜4個を、ブロック氷4個程度といっしょにミキサーに入れれば簡単に出来上がります。
液状になったものから実の皮を取り除くためにザルで濾すのですが、網の目が細かいものだと時間がかかってしまうので、粗めのもので濾すといいでしょう。多少、細かい皮が残りますが、その食感もおいしく味わえるみかんジュースの出来上がりです。