【HUNTER×HUNTER】ネテロにゼノに…どうしてこうも老人たちが強すぎ&尊すぎなのか

コラム

TND幽介

 

二度のアニメ化を果たすほど人気の『HUNTER×HUNTER』。「週刊少年ジャンプ」に長年連載している人気漫画であり、コミックスは7200万部を突破している。今回はそんな本作に登場した、驚くべき能力を秘めた老人キャラをピックアップ!!

 

 

 

■ゼノ=ゾルディック/キルアの祖父である暗殺一家の重鎮!!

 

 

齢70歳近くと思われるゼノは、伝説の暗殺一家ゾルディック家のプロの殺し屋。主人公ゴンの親友であるキルアの祖父にあたる人物だ。キリッと上がった眉に細く垂れた口髭、中国の民族衣装風の衣服に身を包み、その服には「生涯現役」「一日一殺」など自身のポリシーと思われる文言が書かれている。

 

 

性格は職人気質ながら比較的話のわかる人物のよう。仕事以外の殺しは望んでいない様子で、「ワシゃタダ働きもタダ〇にもまっぴらじゃわい」と語っている。また、一家のサラブレッドである孫のキルアには少々甘いようで、他の家族からはその甘さを指摘されているなど、おじいちゃんらしい一面も覗かせている。

 

 

だが、その戦闘スキルは作中でも屈指。変化系能力者のようで、念を大小様々な龍に見立てて縦横無尽な戦闘を繰り広げる。キメラアント編では、旧知の仲であるハンター協会会長・ネテロに雇われ、何百何千もの小さな龍を建物の直上から降り注ぐ技“龍星群(ドラゴンダイブ)”を披露。読者の度肝を抜いた。

 

 

 

 

■アイザック=ネテロ/ハンター協会の会長にして武道の探求者!!

 

 

次は、ハンター協会の会長である老人、アイザック・ネテロを紹介したい。本作の初期から登場しているキャラクターであり、その飄々とした言動の節々からただならぬ雰囲気を醸し出していた。

 

 

その年齢はゆうに100歳を超えており、先に紹介したゼノ・ゾルディック曰く「精神的にはもう植物の域」、「あのジジイ ワシが乳飲み子の頃からジジイじゃ」と評されるほど。あっけらかんとしており、常に余裕の表情を浮かべている食えない性格の持ち主で、実力者であるヒソカが殺気を向けた際にも、どこ吹く風といった様子で受け流している。

 

 

だが、その根底には常に強さを追い求める生粋の武道家としての矜持があり、若い頃は1日1万回の正拳突きをなんと10年ほど続け、拳の速さが音速を超えるという域にまで到達。その果てに、巨大な観音像が不可避の速攻攻撃を繰り出す驚異の念能力“百式観音”を体得するに至った。

 

 

 

 

■ツボネ/ゾルディック家に長年仕える、巨躯の老女執事!!

 

 

最後は、暗殺一家ゾルディック家に仕える執事の老女・ツボネを紹介したい。当家の執事長であり、相当な強者である執事・ゴトーですら「ツボネ先生」と呼ぶほどの実力者。所属は当家の家長であるシルバの直属となっている。

 

 

長年ゾルディック家で執事をしており、一家の三男・キルアを「ちゃん」付けで呼ぶなど、執事という身ながらキルアを孫のように愛しているようだ。一方で、第四子であるアルカの「小指の爪ちょうだい」という無茶な要求に笑顔で答えて自ら爪を剥がすなど、相当な胆力と忠誠心の持ち主でもある。

 

 

2mは優に越そうかという巨躯の老女であるツボネの念能力は、自身を様々な乗り物に変化させる“大和撫子七変化(ライダーズハイ)”。孫娘のアマネの念を燃料に、爆発的な速度で標的に接近することができるのだ。