高級海鮮品というイメージが強いカニ。でも、カニの剥き方って少々難易度が高いですよね。どうせ食べるならスマートに剥いて食べたい…。そんな方のために、今回は上手に食べられるカニの剥き方3つをご紹介します。
■「トントン」して、するっと出す
一つめにご紹介するのは、「トントン」して出すという方法。
最初に、カニの脚の関節をハサミで切って全てバラします。そして、切り分けた脚一本一本の関節側の端から1~2cmくらいの部分を切り落とします。次に、断面の太い側を下にして持った状態で、反対の手はカニを持っている手首の下へと移動。
そして、カニを持ったほうの手首を、もう片方の手に目がけて空中でトントンと打ちつけましょう。それだけで、するっと身が出てきます。慣れないうちはうまくいかないこともありますが、慣れればより簡単に身を取り出せるようになるはず。
■「折って」ポロンと身を剥きだす
二つめは「折る」という方法。
ハサミなどの道具がいらないうえに、きれいに剥くことができれば大変見栄えも良いやり方です。まずは折る前に、カニの脚を胴体から脚先に向かって順に、「胴体側」「関節」「脚先側」と区分します。
そして一番肝心な折る場所についてですが、“「関節」から「胴体側」に1~2cm進んだ部分”、ここです。このポイントを折ることで、脚の腱(透明のスジ)によって繋がっている身をポロンと剥きだすことができるのです。
さらに、折り方にもコツもあります。ただ単に手で両端に力を加えて折ろうとするのはナンセンス。もうひと工夫を加えてあげると、とても楽に、きれいに折れるのです。それは、折る部分を親指で押してあげて、力を集中させる作用点を作ってあげること。その点に対して力を込めれば簡単に折ることが出来るようになります。
■「切れ目を入れて」パカッと殻を開ける
三つめは、「切れ目を入れて」殻を開ける方法。
ここまで紹介した二つの方法がいまいちという方には最後の手段。脚の向きに沿って、ハサミで殻に一直線の切れ目を入れていきましょう。まず、「トントン」のときと同じように関節を切って脚をバラします。そして表側と裏側の両方を、胴体から脚先にかけて切っていくのです。
裏側はとげも少なく、殻も柔らかく、切りやすいのですが、関節は固いので要注意。もし詰まったら、無理にその場所を切ろうとはせずに、他の柔らかい部分を探してみるのがおすすめ。上手く切ることが出来たらパカッと殻が開くので、カニの身を取り出せば完了です。