【HUNTER×HUNTER】主人公・ゴンの師匠的存在 ウイングにビスケット…あともう一人は!?

コラム

TND幽介

 

長期休載を繰り返してもファンの心を掴んで離さない人気漫画『HUNTER×HUNTER』。コミックスの累計発行部数が7800万部を超え、二度もテレビアニメ化された本作には、主人公・ゴンを助けた師匠的立ち位置のキャラクターたちが登場してきた。

 

 

■ウイング/ゴンが初めて出会った念使いの優しく真面目なメガネの先生

まず紹介するのは、序盤の天空闘技場編で初登場したキャラクターのウイングだ。飾り気のないメガネに白シャツ・パンツルックという真面目な服装ながら、少々ボサッとしたヘアセットでパンツからシャツが飛び出ているなど、どこか抜けた部分も垣間見える。

劇中ではハンター試験を終え、修行と小金稼ぎに天空闘技場を訪れたゴンとその親友のキルアに、ハンター世界の必須能力とも言える“念能力”の必要性を説き、能力の開花と基礎を教えてくれた重要人物として活躍。

天賦の才の持ち主と称されるゴンとキルア。ともすると飛び級的にステップアップして、基礎がおろそかになりがちな二人の才能をしっかりと見据え、着実に導いてくれた頼れる存在だ。

 

 

■ビスケット=クルーガー/ウイングの師である愛と根性のベテラン女ハンター

次は、グリードアイランド編から登場した女性ハンターの“ビスケ”ことビスケット=クルーガーを紹介したい。金髪ツインテールにゴスロリ風のファッションに身を包んだ美少女に見えるが、実際は筋骨隆々の肉体を念能力で覆い隠した、実年齢57歳のベテランハンター。

劇中では念能力者専用のゲームであるグリードアイランド内で、父親の痕跡を探るゴンと相棒のキルアを遠巻きに観察していたビスケ。しかし、元来の世話焼き気質からか、自分たちの未熟さに気がついていない二人に業を煮やしてアドバイスをかけ、なし崩し的に二人の師匠として就任した。

先に挙げたウイングの師匠にも当たる人物で、飄々とした性格ながらも常に二人の成長度に合わせた特訓メニューを考え、スパルタ式で二人の念能力を飛躍的に上げた。訓練を通してゴンとキルアの成長を切に願う肝っ玉かあさん的な側面も見せたことから、ファン人気も高い。

 

 

■カイト/ゴンの幼少期の憧れの人であり、実戦経験を積ませてくれた恩人

最後は、ゴンがハンターを目指すきっかけを作った人物で、ゴンの父親ジンの愛弟子でもあるプロハンター・カイトを紹介しよう。長髪に長駆のすらりとした青年で、性格は沈着冷静。いつもハンチングのような特徴的な帽子を目深に被っている。

劇中では物語最初期、ゴンの住むくじら島にジンから課された最終試験である「ジンを探し当てる」という目的で訪れており、危機に陥った幼少期のゴンを救ったことで知り合った。その後二人は長らく離れていたが、キメラ=アント編で再会を果たした。

キメラ=アント編では、ゴンとキルアとともにキメラ=アントの脅威が広がり始めたNGL自治国の調査に赴いた。そこで、ゴンとキルアにキメラ=アントとの実戦を経験させ、命をかけた場面での心構えをクールに教え込んだ。