『PUI PUIモルカー』今年一のバズり作!? 劇中屈指の暴れぶりを見せたテディ姉さんとは

コラム

TND幽介

 

2021年の1月の放送開始以来、1話2分40秒という短尺ながら、異例の大ヒットとなったストップモーションアニメ『PUI PUIモルカー』。今回はそんな同作から劇中屈指のおてんばキャラ「テディ」の名場面をピックアップ。

 

 

■第4話/「それは食べちゃダメー!」思わず止めに入りたくなる衝撃珍行動!!

まず紹介するのは、テディの主役回である第4話「むしゃむしゃおそうじ」での珍行動だ。そもそもテディは公式サイトで「とにかく何でもよく食べ、よく動く。おてんばで怖気知らず。とんでもない行動をするトラブルメーカーで、周りからは恐れられている。」と他のモルカーたちとは一線を画す紹介がなされていた。本話はそんな紹介文に嘘偽りがなかったことを視聴者に知らしめてくれたエピソードだ。

とある晴れた日。路肩に止まっておやつを楽しんでいたテディの運転手。当のテディも周囲を飛ぶ蝶々に興味を示すなど、実に平和な時間が流れていた……。だが、テディに負けず劣らずトラブルメーカーな運転手が、あろうことか食べていたお菓子の空袋をポイ捨てしたことで事態は一変してしまう。

なんと、テディがその空袋を食べてしまったのだ! いくら食いしん坊とはいえゴミまで食べるとは……という視聴者の驚きもよそに、テディは調子に乗った運転手が捨て続けるゴミを食べ続け、挙げ句の果てにはなんとゴミ捨て場にあるゴミの山まで平らげてしまったのだ!

 

 

■第6話/“怒りのデス・モルカー”誕生!! 視聴者の度肝を抜いたテディの装備

次は、社会風刺要素のあった内容から一気にエンタメスピリットに振り切り出した、『PUI PUIモルカー』のターニングポイントとも言える第6話「ゾンビとランチ」でのテディを紹介したい。この話で、視聴者は想定以上にテディが「怖気知らず」で「とんでもない行動をする」ことを知ることになった。

この話は、なんと冒頭からさしたる説明もなく、ゾンビに追われるテディとシロモのシーンから幕をあける。え、ゾンビ!? と視聴者がツッコミを入れる間もなく、テディたちは路肩にあった車庫らしき建物に入っていく。ひとまずモルカーたちの身は安全か……と胸をなでおろしたのも束の間、視聴者は衝撃的なテディの姿を目にするのだ。

それは、6本のトゲの付いた口元を覆うマスクのような装甲、そして頭上に取り付けられたガトリングガンを思わせる物騒すぎる機械を装備したテディの姿……。ガトリングガンらしきものを乱射しながらゾンビを追い立てて荒野を疾走する、“世紀末仕様”なその姿に、映画『マッドマックス』シリーズを思い浮かべた人も少なくなかっただろう。

 

 

■第8話/軍用モルカー説すら浮上した、テディ驚異の身体構造の秘密とは…!?

最後は、『PUI PUIモルカー』でも屈指の大アクション回となった、第8話「モルミッション」での、テディのハリウッド映画顔負けの大活躍と、明らかになった衝撃の身体構造について紹介しよう。

この回は、美しい髪の毛を持つ通称“冒険モルカー”が、謎の組織によって誘拐されているところから始まる。そんな冒険モルカーの元にヘリコプターに乗って駆けつけたのは、スカウター的な装備をまとったテディとチョコのコンビ。当たり前のようにスカイダイビングをし、難なく冒険モルカーの解放に成功したテディたちだったが、一行の前に強敵が出現する。

それは、謎の組織が生み出したと思われる空を飛ぶメカシャーク! そこから放たれたビームは一行の乗ってきたヘリを一撃で撃墜。そして追跡劇の最中にテディはメカシャークによって空中に放り投げられてしまう。もはやこれまで……! と息を飲んだ次の瞬間、なんとテディは体内の謎のメカニカル器官で爆弾を製造。おしりからプリッと放出されたその爆弾でメカシャークを粉々に爆散させたのだ。この衝撃展開に、放送後視聴者たちからは、テディは元軍用モルカーだったのでは? とする珍説まで飛び出すに至ったのだった。