【ネタバレあり】『ひぐらしのなく頃に業』の「猫騙し編」、惨劇のグロさは過去最恐…?

コラム

citrus 堺屋大地

 

※注意※
本コラムには『ひぐらしのなく頃に業』のネタバレがあります。先入観なしで観たい方は読まないことをすすめします。昭和58年の雛見沢村で起きた猟奇殺人事件などに、主人公たちが巻き込まれていくホラーミステリー『ひぐらしのなく頃に』シリーズ。今回は昨年10月から今年3月まで放送された『業』の「猫騙し編」を紹介していきます。

 

 

■赤坂の豹変は過去一の衝撃的絶望感…

テレビアニメとして放送された『ひぐらしのなく頃に(無印)』(2006年)と『ひぐらしのなく頃に解』(2007年)。

そのほかにもいくつかのOVAがありますが、10年以上の時を経て久しぶりにテレビアニメとして登場したのが、2020年10月~2021年3月に放送された『ひぐらしのなく頃に業』、そして2021年7月から現在放送中の『ひぐらしのなく頃に卒』です。

『業』は旧作である“無印”・『解』の続編作品ながら、前半となる13話までは“無印”・『解』と展開が酷似しており、リメイクではないもののリメイク的な要素が多分にありました。

正直、『業』13話まではどこか観たことのあるシーンや展開の連続で、旧作ファンは観るのがかったるいかもしれません。……が、そこまで我慢して観続けてこそ14話~17話の「猫騙し編」のショッキング度合いが跳ね上がるのです!

14話の冒頭で描かれるのは、9話~13話の「祟騙し編」のラストで描かれなかった刑事・大石の凶行……。普段の大石は手段を選ばず狡猾なことさえするタイプではありますが、それは刑事としての矜持が強い彼なりに事件解決を目指してのことで、根は人情味溢れる良いおっさん。

そんな大石が銃を発砲して村人たちや魅音・詩音を次々と殺害し、最後は梨花の頭を金属バットで何度もぐちゃり、ぐちゃりと叩き割るのでした……。

15話では梨花が頼りにしている紳士的で正義感が強いイケメン刑事・赤坂が登場!

赤坂は多くのループ世界で肝心なときに梨花のそばにいないのですが、彼女にとってヒーロー的な存在です。愛妻家の赤坂は妻と旅行中に雛見沢村に立ち寄ったのですが、梨花の懇願を聞き入れ雛見沢村にしばらく残ることに。梨花にとってこれ以上ないほど心強いナイト! ……となるはずでした。

雛見沢村に残ると約束した赤坂、そんな彼と談笑する梨花の笑顔がアップで映されたと思った次の瞬間、シーンが切り替わり画面には目を見開いたまま血まみれで倒れる梨花。その横には包丁を握って狂気的に高笑いする赤坂の姿が。「さぁ、あと少しだからねぇ。梨花ちゃん、君を助けに来た」と言いつつ、赤坂は梨花の首に包丁を突き刺すのでした……。

この15話だけで何度も世界はループし、魅音・詩音の母である茜の凶行、雛見沢村の村長の凶行、主人公の一人でもある圭一の凶行が描かれ、その都度、梨花が凄惨に惨殺される姿が映し出されました。

――絶対的に梨花の味方であると思われていた赤坂の豹変は、膨大なストーリーを擁する『ひぐらしのなく頃に』シリーズにおいても屈指の衝撃&恐怖シーン。その絶望感は過去一だったかもしれません。また、そこから立て続けに描かれた茜、村長、圭一の狂気の残虐さも凄まじい。

個人的には『業』15話は、『ひぐらしのなく頃に』全シリーズのなかでも最恐のグロさだったと感じました……。