油分をよく吸いサクサクの食感に仕上がるパン粉は、揚げ物の料理に欠かせない存在ですよね。しかし、このパン粉の特性を生かすことで、揚げ物以外の料理も格段に美味しく仕上げられることはあまり知られていないかもしれません。
■パン粉で唐揚げ/砕いたパン粉を少し加えるだけでカリカリ感がアップ!
まず紹介するのが、唐揚げにパン粉を使うレシピ。唐揚げの衣といえば、小麦粉や片栗粉を使うのが一般的かと思いますが、パン粉も一緒に使うことで、いつもよりカリカリの食感に仕上げることができるんです。
そのレシピもとっても簡単。下味をつけた鶏肉に、小麦粉と片栗粉と細かく砕いたパン粉を、「1:1:1」の比率で混ぜたものをまぶし、揉み込みます。そして、あとはいつも通り揚げるだけ! 小麦粉、片栗粉、パン粉の3種類を混ぜること以外、変わったことはしていないのですが、食感は段違い。いつもの唐揚げを少しアレンジしたいときにもピッタリの裏技です。
■パン粉でフレンチトースト/卵と牛乳が染み込み、しっとりとした口どけに
続いて紹介するのが、『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で紹介された、「パン粉フレンチトースト」。こちらは、高級ホテルで食べるフレンチトーストのようなしっとり感が楽しめると、大きな反響を呼んだレシピです。
まずパン粉30g、卵1個、牛乳50ml、はちみつ大さじ2を混ぜます。次にバターを敷いたフライパンに材料を混ぜたものを入れ、表裏に焼き目がつくまで焼いていきます。最後に、バターとはちみつをかけたら、完成! トーストの代わりにパン粉を使うことで、卵や牛乳がヒタヒタに浸透し、しっとりとした仕上がりになるんです。休日の朝食に食べたい一品ですね。
■パン粉でブラウニーが簡単にできる!/意外にも混ぜて焼くだけの簡単レシピ
サクサクのブラウニーがパン粉で簡単に作れるレシピ。ブラウニーというとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、工程は意外にも少なく、余ってしまいがちなパン粉を一気に消費できる便利なレシピですよ。
まず、ボウルにパン粉70gと生クリーム100gを入れ、軽く混ぜ合わせます。一方で別の耐熱ボウルに砕いた板チョコ2枚を入れ、電子レンジで2分ほど加熱して溶かしておきます。その溶かしたチョコと、生クリームでふやかしたパン粉を混ぜ合わせ、バットに入れてオーブントースターで15分ほど焼けば完成! パン粉が生地になってくれているおかげで、工程が少なく済むんですね。