【僕のヒーローアカデミア】少年漫画なのに…かなりドン引きする凶悪な犯罪組織3選

コラム

TND幽介

 

「週刊少年ジャンプ」の人気作として、累計発行部数驚異の5000万部を記録した漫画『僕のヒーローアカデミア』。世界の平和を守るプロヒーローを目指す高校生たちの前には、犯罪を厭わない危険な犯罪組織が登場してきた。紹介していこう。

 

 

■ヴィラン連合/出久たちと対をなして成長を続ける宿敵とも言える犯罪組織

本作におけるメインヴィランである死柄木弔が率いる組織・ヴィラン連合。様々な理由から、社会からつまはじきにされてしまった者たちが集結したこの組織は、主人公の緑谷出久たちの前に何度も立ちはだかる脅威となっている。

物語当初は愉快犯的に町や雄英高校を襲撃していたが、重なる敗北やリーダーである死柄木の精神的な成長に伴い、現在はヒーローが規範となる社会の転覆的な方向で、組織的に動くようになってきているのだ。

主要メンバーには、参謀役の黒霧、炎使いの荼毘、狂気の女子高生トガヒミコ、二重人格を持つトゥワイス、伝説の盗賊の血を引くMr.コンプレス、ヒーロー殺しステインの信奉者スピナーなどがいる。ヴィラン連合は、実は悪の黒幕であり出久が打ち倒さねばならないオール・フォー・ワンが死柄木を導く形で組織したものであり、未だ全容の見えぬ恐ろしい存在なのである。

 

 

■死穢八斎會/ヒーロー登場で追いやられ、その復活を目論む危険な極道組織

次に紹介するのは、ヒーロー登場以前から反社会勢力として世界を脅かしてきた、いわゆる“極道”である死穢八斎會だ。彼らは世界に危険を及ぼす“指定敵(ヴィラン)団体”として、ヒーローや警察の監視下に置かれている。

「カタギの人には手を出すな」という極道を貫く組長に率いられているが、彼が癌で病床に伏せていることもあり、事実上は若頭であるオーバーホールこと治崎廻に牛耳られている。

表立った破壊活動は好まない彼らは、組長の孫である少女・壊理の体から抽出した成分を元に、個性をなくす弾丸を開発。それを闇市場に流すことでヒーロー社会を転覆させ、その権利を牛耳ることで権威の復活を目論んだ。

 

 

■異能解放軍/個性は規制されるものではないと信じる過激派思想集団

異能解放軍は個性発現黎明期の、人々が自由、もといやりたい放題に個性を行使していた時代を復権させようと水面下で活動を続けるテロリスト集団だ。

彼らは、こうした“解放主義”をまとめ上げた初代リーダー・デストロによって組織され、現在はその実子であるリ・デストロこと四ツ橋力也によって率いられている。四ツ橋が国内有数の大企業・デトネラット社のCEOであることや、幹部に政治家などを抱えていることで、単なる悪党の徒党を超えた社会への影響力を有している。

総メンバー11万人という非常に大規模な組織であり、目障りなヴィラン連合を排除するために全面戦争“再臨祭”を引き起こした。…が、激戦の末に異能解放軍は敗北。さらにヴィラン連合に解体・吸収される形で、大規模な反社会性力“超常解放戦線”へと進化を遂げたのだった。