1981年の誕生以来、サントリーの定番商品として愛され続けてきた「サントリー烏龍茶」。ただ飲むだけでなく、料理にも応用できるポテンシャルを秘めている同商品だが、今回は特におすすめのアレンジレシピを2品ご紹介。
■【ウーロンごま油の蒸し野菜】
まず紹介するのは「ウーロンごま油の蒸し野菜」というレシピ。
こちら、サントリーの公式ホームページで紹介されているもので、“烏龍茶で野菜を蒸す”というのは一体どんな仕上がりになるのか想像もつかないが、果たして美味しいのだろうか……。
≪用意する食材≫(今回の材料は1人分)
・サントリー烏龍茶(100cc)
・ベーコンスライス(1枚)
・白菜(1枚)
・かぶ(2個)
・大根(厚さ1cmの輪切り)
・しめじ(1/4袋)
・ごま油(小さじ1)
・しょうゆ(小さじ1)
作り方は、まず「ベーコンスライス(1枚)」を短冊切り、「白菜(1枚)」を5cmの角切り、「かぶ(2個)」は茎を少し残した状態で8等分のくし切り、「大根(厚さ1cmの輪切り)」を短冊切り、「しめじ(1/4袋)」は石突を取り、小房に分けておく。次にこれらの材料と、「サントリー烏龍茶(100cc)」を含む残りの調味料をフライパンに入れ、中火で蓋をして熱して、全体の野菜がしんなりすれば完成だ。
味付けはしょうゆのみ、ただフライパンに入れて火にかけただけのシンプル料理だが、いざ口に運ぶとかなり驚かされた。野菜の甘みと旨みがこれでもかと凝縮されており、そこに程よくベーコンがコクを与えている。「サントリー烏龍茶」の香ばしさとほんのりとした渋さが全体を引き締めており、しょうゆのシンプルな風味と塩気とも抜群の相性を見せているのだ。とにかく上品かつ完成された味で、日本酒などとともに味わえば、気品あるおつまみに早変わりするはずだ。
■【レンジ烏龍チャーシュー】
次は、大人気料理研究家のリュウジさんとサントリーがコラボして実現したアレンジレシピ「レンジ烏龍チャーシュー」を紹介したい。チャーシューといえば調理に時間がかかるレシピのイメージだが、こちらはあっという間に火を使わずできるという。
≪用意する食材≫
・サントリー烏龍茶(100cc)
・豚バラブロック(400g)
・白だし(大さじ1)
・塩(小さじ1/2)
準備する食材はかなりシンプル。豚肉と烏龍茶が一体どんな化学反応を起こすのか、非常に気になるところだ……。
作り方も材料同様に超シンプル。深めのレンジ対応のタッパーに、半分に切った「豚バラブロック(400g)」を入れ、フォークで何箇所か味が染みるように穴を開けておく。そこに「サントリー烏龍茶(100cc)」、「白だし(大さじ1)」、「塩(小さじ1/2)」を入れ、ラップをふんわりとかけ、600wの電子レンジで5分加熱、その後お肉をひっくり返したら同じ配分で再度加熱するだけなのだ。この驚異の手軽さは、毎日の料理に億劫さを感じている人には衝撃が走るはずだ!
肉汁が逃げないように、レンジから取り出して数分寝かせた後に包丁できると、プルプルのジュージーなチャーシューが完成していた。さっそく食べてみると、まず豚肉の甘みとコクが前面に感じられるはずだ。その後、奥行きのある「白だし」と「サントリー烏龍茶」の香ばしくもキレのある香りが、あくまで裏方に徹しつつふんわりと香ってくる。シンプルな味付けなのだが、「サントリー烏龍茶」のおかげで本格的な中華のスパイスでも入れたかのような雰囲気に仕上がっているのが驚きだ。烏龍茶を濃いめにしたいときは、黒烏龍茶などにアレンジしてもおもしろいかもしれない。