【12月からアニメ開始】『鬼滅の刃』遊郭編のメインキャラクター・"宇随天元" とはどんな人物?

コラム

 

2021年12月よりテレビアニメが放送開始される『鬼滅の刃』遊郭編。このエピソードで活躍を見せてくれる剣士といえば、音柱の宇髄天元でしょう。今回は、そんな天元というキャラを構成する要素を分析していきたいと思います。

 

 

■ド派手なルックスと大胆な発言

 

天元の初登場は、鬼の禰豆子を連れていた炭治郎への審判を下すための柱合裁判でした。そして初めて口にしたセリフが「ならば俺が派手に頸を斬ってやろう 誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ もう派手派手だ」というもの。このセリフにも表れているように、天元は非常に派手好きで、“派手に”が口癖でもあります。

 

その嗜好はルックスにも現れており、天元は普段から筋肉の存在感が際立つノースリーブの隊服に、宝石のついた額当て、ゴールドの腕輪……といったきらびやかなファッションに身を包んでいるのです。

 

また、派手好きが影響してかビッグマウスな一面もあり、「俺は“元忍”の宇髄天元さまだぞ その界隈では派手に名を馳せた男 てめぇの鼻くそみたいな頭突きを喰らうと思うか」……など、大胆なセリフを自信満々に言い放つことも。見ていて気持ちの良い堂々とした振る舞いは、彼の魅力のひとつでしょう。

 

 

■一夫多妻…3人の妻たちとの絆

 

天元には須磨、まきを、雛鶴という優秀なくの一の妻が3人もおり、天元は彼女らの命を守ることを最優先にしています。炭治郎らとともに遊郭に潜入したのも、もともと先に送り込んだ妻たちを助けるためでしたね。

 

また、「上弦の陸」堕姫の帯との攻防戦に参戦した天元は、久しぶりの再会を果たした妻たちに、「派手にやってたようだな 流石俺の女房だ」と声をかけました。このセリフからは、妻たちと天元の戦う者同士としての信頼関係が伺えます。ただの守り守られる関係ではない点も、この夫婦の推せるポイントですね。

 

 

■柱を引退してセカンドライフ

 

天元は遊郭での戦いで左手と左目を失ってしまいます。この負傷をきっかけに、天元は本作に登場する剣士のなかでは珍しく、“引退”という選択をするのです。引退後、天元は柱が下の階級の剣士を指導する柱稽古で再登場。スパルタな稽古を行う天元の横で、3人の妻たちが剣士たちへ差し入れるご飯を準備しているその場面からは、遊郭での激しい戦いとは打って変わって、和やかな雰囲気を感じ取ることができます。

 

また、その後も無限城での戦いのエピソードで産屋敷邸の警護に当たる様子が描かれていたため、引退後は鬼殺隊で内勤のような仕事をしていたのだと思われます。戦いがメインの本作であえて戦わない生き方を示したと言えるでしょう。